看護師だけど、カフェした～いとか、OLしてみたい、世界一周したい・・そんな声。
病院という限られたワクでの看護師の仕事だから、それと一見逆？と思える自由な働き方や希望が、とても新鮮に、時にリアルに感じたりします。
そんな不意な思い、自然にわく興味って「求めてる本質の鍵」を握ってたりするんですよね。
看護師から独立、そして起業するなら・・・
どんなチャンスがあるのでしょうか？
ナースだって、病院から抜け出して自由な働き方したい！ナースのマインドの活きる、そんな働き方の魅力を探ってみましょう。
Contents
看護師から起業するなら？
ナースが病院の外に出て、提供できる看護サービスはなんでしょう？
忘れてはいけないこと。それはそれサービスの対象が、病院に来る人ではなく病気を抱える人～健康な人、子供からお年寄りにいたるまで全部ということです。
在宅で治療中の人から、通院が必要な人、サラーリーマン、主婦、子育て中の人、お年寄りからこどもまですべてのひと。
看護師として得た経験や知識を活かしながら、健康でありたいと願う人を対象にした看護サービス。そこでは、病気を治す医療にかたよらない看護師だからできるケアが活きてきます。
ナースの自由な働き方
「病院」は病気になったら治療する場所。
健康で元気に過ごせる人が増えれば、病院での医療や看護の必要性は少なくなりますよね。そう考えると、看護ケアの活きる別の場所がみえてきます。
病気と健康の間の看護ケア
看護師といえば、病気の治癒に関わる仕事。
ですが「病気ではないけれど、健康なわけでもない」という人が実際には多いと思いませんか？
未病、予防という言葉が飛び交う今、「病気」と「健康」の間の立ち位置で、病気にならないような心身のケアをする人が必要です。
病気を看る看護が中心でなく、看護師としてできるいろいろな関わり。独立して自立して立つような看護師が増えれば、人も地域も元気になる、そんな社会になっていくかもしれません。
ビジネスとしての看護師の強み
看護師から起業するなら、看護師としての強みを活かすのが成功への道。
看護師の強みって？
◆人を支え本当に必要なものを計画支援して行くチカラ
看護でもビジネスでも、相手の求めていること知り、本当に必要なニーズをつかみサービスを提供する。そこに価値が生まれます。
看護師の持ち合わす忍耐力、精神力、体力は、何かを起こし続ける起業に必要です。
◆人の役にたちたい想い「ホスピタリティー」
患者さんに寄り添い、本当に必要なケアを提供しようとする看護師の仕事。
看護師はもともと、誰かの役に立ちたい、何かに貢献したいという意識をもつ人が多いのですよね。看護師のもつホスピタリティー。
そのマインドはビジネスの本質であり、起業に欠かせないものですね。
創造力をプラスする
看護のマインドに、あなたの想うことをプラスして生みだす、いろいろな看護ケアの提供。看護＋αでのとりくみが独立というカタチを可能にする。
あなたの提供する看護が活きるところに、ビジネスのチャンスがあります。
未来に向かう 独立というカタチ
あなた個人で提供できる看護ケアのカタチ。看護をどういうサービスに変えて提供するか、起業にはそのイメージをもつことが大切です。
では実際に、看護師がどんなことに視点をおいて独立を考えたらいいか？どんな起業の仕方があるのかをみてみましょう。
具体的な看護のスキルと経験を活かす
あなたのもつ看護のスキルや経験を活かすとしたら・・？
- 静脈瘤の患者さんへのフットケア知識と指導を、健康のためのフットケアサロン運営に活かす
- 小児科での子供とお母さんへの経験を通して、育児支援のサロンを開設
- 産科での産前後の経験活かした、産後の精神的ケアと骨盤体操教室
- 糖尿病の食事指導経験と食の興味から、高齢者の食嗜と食の健康を支える看護ケアビジネスを目指す
etc．．．
《具体的なモデル例》
起業A子さんのケース
看護師 病院勤務５年 香り・癒しに興味を持ちアロマテラピストの資格を取得。アロマを診療に取り入れるクリニックに転職後、アロマでのヒーリングを得意とするフリーランスの看護師として独立。メンタルヘルスに関心があり、音楽でのヒーリングにもとりくんでいる。
ホスピタリティーをいかす
あなたの看護経験とホスピタリティーを活かすなら・・・？
- 自然治癒力を看護ケアに活かしたアロマサロンを運営
- からだの不調や健康について相談できる、ナーシングカフェを開業
- 心身からの健康づくりを目的にした、健康教室とヨガサロンの運営
- 高齢者の健康と生きがいを支援する、コミュニティーをボランティアとして運営
etr…
◇看護師としての「人の喜ぶことがしたい」「誰かの役にたつことがしたい」というホスピタリティー精神は接客やエステティック事業、接客やカウンセリング、美容の分野でも活かしやすいといえます。
《具体的なモデル例》
看護師B子さんのケース
看護師 病院勤務３年後ワーキングホリデーで海外へ。好きなことは英語でのコミュニケーション。英語と看護師の資格をいかして、ホテルで接客の仕事に挑戦。帰国後は企業の医務室で、接遇のスキルも活かしつつ社員の健康相談を行う産業看護師として働く。自然治癒力を看護ケアに活かしたカウンセリング主体のサロン運営を目指す。
医療従事者としての経験をいかす
医療従事者としての経験を活かすなら・・・？
- 病院での看護と保健指導経験で医療関連企業に就職後、健康・生き方関連の講演者として独立する
- 医療に関わる人材育成経験から、人材派遣会社を設立
- 看護の経験から、地域に活きる看護を目指し、訪問看護ステーションを設立
etr…
◇医療従事者としての経験にマーケティングへの興味や知識と経験を経ていけば、より広い視野での健康や医療関連の産業へのかかわりが見えてきます。
《具体的なモデル例》
転職D子さんのケース
長年の看護師としての経験の末、独立。個人で人材紹介会社を設立する。在宅医療における人材確保を主な目的として、医療から福祉まで幅広くそのニーズに対応。ヘルスデザインを掲げ、人材紹介を通して包括的な地域医療の形成を目指す。
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よりよい暮らしと生活には健康は欠かせません。人を看て支援する看護師としての特性は、人をいきいきとさせる美や健康をはじめ、生きるための「くらしや生活に根付いた分野」で活かしやすいですね。
あなたのもつ特性と強みで社会へ貢献したいという気持ちが、看護師としての独立、起業につながります。
まとめ
看護師の働く場所が「病院中心」とならない世の中。それが幸せを生む社会をつくるかもしれません。
多くの人の健康でいたいと想う願い。
大切な人のそばで看取られたい、在宅で最後を迎えたい、生涯好きなことをずっとしていたい・・人それぞれにもつ生き方の価値観。
病院の必要のないところに、もっと看護ケアが活きる場所があると思いませんか？
人々が医療や健康へ求めるニーズ。ニーズに応え、未来を想い描く看護ケアのサービスが、これからの起業のカタチをつくります。
おわりに
看護師辞めたら・・の話になると、不安より “わくわくした気持ち” をみせるナースの表情。病院での仕事は好きでも、どこか窮屈さを感じる部分もあるのですよね。
もっと自由に自分を活かして働ける道があってもいい。
独立して看護師から起業するのもそのひとつ
看護師という命に関わる職業を経験しているからこそ、「自分らしく生きる」を最優先に、自分に真っすぐに、これからの道を開いていきたいものですね。
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