どうしても職場の環境が合わない、しんどい・・・
この先が辛い、転職したい。
でも「奨学金」借りて返済あるし、働かないと “肩代わりしてくれてる病院” から一括返済の請求が？？、やっぱり転職なんてできない・・
ですが、辞めたいと考えるなら色々と道はあるものです。
辞めたいのに肩代わり制度で悩むあなたへ「肩代わり制度の病院やめたい時の退職と転職」についてお伝えいたします。
Contents
肩代わり制度の病院やめたい
奨学金の返済の肩代わり、「お礼奉公」といえばまだ新人です。
新人のときは、仕事に慣れるまで苦労するもの。いちばん、仕事はしんどく精神的にも辛い時期なのですよね。
その中でも看護師はまた特別。専門職ゆえの特色からぶつかる壁も大きいのです。
看護師の仕事といえば生命に関わること。新人は、ひとつのミスでも命に関わるという緊張感の中で、”ミスをしないよう慣れない業務をする” のですからね。
しかも看護師の先輩はすごく厳しい。厳しい指導に耐え続けるばかりでは、体まで壊してしまうことだってあるのです。
お礼奉公中だからこそ辞めたい！けど辞められない・・・、そういう気持ちを抱く人は多いのではないでしょうか。
でも辞めたいのなら、お礼奉公中でも辞められます。返済を肩代わりしてくれている病院辞めたら奨学金返還はどうなるの？、先ずはそこが気になりますよね。
看護師奨学金返せない
看護学校に入る時受けた、病院からの奨学金貸与。それぞれに結んだ約束があります。
病院の奨学金貸付の特徴
病院が入学金や学費の肩代わり（貸与）をしてくれる「病院奨学金制度」。奨学金の返済を肩代わりしてくれる制度で、貸与額は平均的に月３～５万です。
＜奨学金制度を行うところ＞
- 日本学生支援機構
- 都道府県や地方公共団体
- 民間団体などの機関
- 学校独自の奨学金
- 病院が行っている奨学金 など
色々な種類の「奨学金制度」。
病院の奨学金制度、その他との違いは「その病院で一定期間働くことにより、返済が免除になる」こと。事実上、ほとんど学費を払わなくて済むのですよね。
お礼奉公の意味
病院の奨学金制度のしくみ、簡単に言えば、” 学校通ってる間は授業料を代わりに出しますよ、でも卒業したら働いて返して下さいね ” という、学生のための貸付。
利子の有り無しや、「指定の病院に一定期間の勤務での返済免除」など、病院により貸付の条件は異なります。
病院と学生それぞれのメリット
お礼奉公は、平均して３年間病院で勤めるというかたち。お金を借りて勉強し、「看護師として働くというかたち」での返金していく制度ともいえます。
病院側からすれば、３年間働いてくれる「人材の確保」、学生側からは「学費の負担なく看護師を目指すことができ、就職先の心配もいらない」、といったメリットがあるのですよね。
ですが実際には、新卒で指定の病院に就職して「途中で辞めたくなった・・」、という場合も出てきます。
そういうケースで、指定期間内に辞めると？ 結んだ契約の内容が気になるところですよね。
肩代わり制度の病院 やめたい時の退職と転職
お礼奉公中、つまり「奨学金制度」を受けた新卒1～3年目の看護師で、お礼奉公中の指定期間内に、病院からの転職したい場合は・・
御礼奉公中の転職はできる？
お礼奉公中に病院を辞めること自体には、法的に見ても契約上の拘束力はありません。
それよりも、辞めて転職を考えるなら「借りた奨学金の返還についての解決策」をとっていく考えが必要です。その時の２つのポイントは、
- 肩代わり（貸与）への違約金請求
- 返済額の一括請求、について
◆奨学金の返済額と返済方法
「返還額の査定方法」の確認が重要。働いた期間を規定の期間から差し引き、残りの期間にかかる返済額のみ請求、あるいは契約により全額請求という場合があります。
一年を基本、あるいは月単位での返済金の減額もあるので、査定方法の詳細をみておきましょう。また返済方法については、一括とするところ、相談により分割の可能なところがあります。
◆返済途中での退職にかかる違約金
御礼奉公の期間中の退職では、返済を肩代わりしてくてた病院から、違約金請求されるのでは？との不安もあると思います。
契約上にない不当な違約金は、法的に違法となるところなので、違約金や違約金に値する返済額の上乗せはないか、自身の奨学金返済の契約と照らし合わせて確認が必要です。
辞めて転職を考えるとき「返済」は、また次の職場で補っていかなくてはいけないこと。これからに向かうため、具体的な返済額をはっきりとさせ、返していくための計画と合わせて、転職を考えることが必要です。
返済を肩代わりしてくれる病院
辞めるためには、返済の方法を考えなくてはいけません。
そのひとつの解決策として、あなたの代わりに「奨学金を立て替えて一括返済してくれる病院」へ転職が考えられます。
例えば、辞めた勤務先で、奨学金の一括返済を求められますね。そのあなたが借りたお金を、転職先の病院が立て替えてくれるということです。
ここで注意したいのは「働いていれば免除となったお金」を借りるということ。つまりそのお金は転職先で働くことで “免除” されるわけではなく、転職先での給料から天引きという形で返済していくことになります。
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奨学金を肩代わりしてまで欲しい人材というのは、いわゆる「引き抜き」と同じ。病院でなくても企業などの一般の会社でもあること。
ですが「転職」の目的はそもそも何なのか？
前の病院を辞めた理由を解決していける転職でなければ、「働いていれば返済免除となった奨学金のメリット」を捨ててまで、辞めた意味がありません。
転職はこれからをいい方向へもっていくもの。しっかりと目的をもった辞める決意が、次の転職でプラスに働くはずですよ。
転職先を探すには
やっぱり”今の病院をやめて別の環境、別の働き方をしたい” と思ったら・・？
仕事探しの方法は主に３つ。
- 転職サイト、転職エージェント（人材派遣会社）の利用
- 公共の就労支援/ ハローワーク、看護協会（ナースセンター）
- 直接応募/ HPでの募集、新聞・求人誌広告
自分で探しあてるなら直接応募、求人の閲覧とその相談という点では、公的な就労サービス利用という方法があります。
公的なハローワークといった機関は、自分から情報をとり出向いていくサービス。
一方、民間のサービス機関は向こうから必要な情報やサポートを提供してくれるというメリットがあります。
奨学金の肩代わり病院についての情報や「より幅広く看護師資格でできる働き方を知りたい」「相談しながら転職を考えたい・・」転職に向けての丁寧なサポートを望むなら民間の転職支援の利用は価値あるサービスです。
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辞めたいと思う時は “辞めたい気持ちだけ” に気持ちが集中して視野も狭くなりがち。
看護師としてのこれから “看護師の資格でできる色々な働き方” を知れば「今」への感じ方も変わってくるかもしれませんよ。
❙転職の気持ちがあるのなら、こうしたサービスを利用してみて。これからの働き方を考えていくことにもつながります。
まとめ
場所も何をするかも、職業選択は自由です。
奨学金を味方に、金銭面をクリアして開いた「看護師への道」もそのひとつ。
お礼奉公の３年間は看護のこれからの道を探るとき。
続けるのが半ば義務、辞めるのが難しい「お礼奉公」の時期だからこそ、辞めてどうするかの転職を慎重に考えれるのではないでしょうか。
しっかりと「今」をみつめた悔いのない決意で、これからへと道を開いていきたいものですね。
【看護師My Style】は、転職・働き方で悩むあなたへ向けて「働き方を知る・みつける・スタートする！」ための情報発信を通じ”もっと自由でもっと素敵”な「看護師My Style」の実現を応援するブログです。
