「看護師どんなに頑張っても、給料あがらないな」
一生懸命働いてよりいい看護が提供できたとしても、結果が報酬にはなかなか表れにくい看護の仕事。
もともと労働条件が厳しく、ストレスの多い仕事です。
仕事にやりがいや喜びを感じることが少なければ、給与で満足を得にくい職種なのかもしれません。
ですがあなたの本当に望む働き方をみつけることから、仕事へのやりがいも増え、給与をUPさせるチャンスを広げることができます。
今回は給与を上げる働き方と仕事、そして転職について具体的にみていきます。
Contents
看護師 給料「安い、割に合わない」給与上げたい！
「給料 割に合わない、安い」と感じる、それは何故？
給与への不満は労働と収入の釣り合いがわるく生じることが多いもの。
実は、給与が少なくても、あなたに合う労働条件であれば割がいいわけです。
給与を無理して上げなくても、割がよければ収入が少ないとは感じないでしょう。もっと収入を得る働き方をしたいのか、働き方を変えればいいだけなのか、よく考えてみてくださいね。
大事なのは、あなたの看護師として仕事をする価値観。それがは看護師としてのやりがい、 給与、 それともそれ以外のものなのか、そこから働き方を選択していくことが大切です。
看護師 給料上げる働き方と仕事 そして転職
看護師の給料を上げたい！ではどんな働き方があるでしょう？
ここで給料アップを意識した働き方や仕事選びについてとりあげます。
管理職としての道
基本給を大幅にアップする有効な方法は主任や師長などの管理職への昇進です。
ですが管理職の人数は限られていて、チャンスは決して多いとはいえません。
昇給の場合、手当ではなく基本給が上がるので、その分ボーナスもUP。昇給すれば、年間収入は大きく変わります。
給与を上げるには、年度ごとの昇給があり、昇進の見込めるところがベスト。昇給が期待できないケースと昇給が確実なケースでは年収に大きな差がでます。長く勤めようと考えるなら、昇給の有無や昇給率を確認して仕事を選ぶと良いでしょう。
キャリアアップ
自分自身がスキルアップによる給与を上げる方法。
看護系専門資格の「認定看護師」「専門看護師」といった資格の取得のは、給料アップにつながる可能性があります。
こうした専門資格を持つ看護師に手当を支払われるケースは２割～３割程。手当が支給されるケースは少ないように感じますが、専門資格をもつメリットは他にもあるのです。
それは、管理職への昇進にプラスの影響を与えること。
専門資格の取得により職場での活躍が期待され、管理職への昇進のチャンスが増えます。職場に貢献できるようになれば、昇給も大きくなります。
私立の大学病院
給料アップが期待できる職場は、私立の大学病院です。他の医療施設と比較して基本給が高い傾向があり、手当を含めた給与は高くなります。
私立の大学病院は学校法人としての収入が見込め、経営に余裕があるケースが多いからです。都市部だと、月給30万前後、賞与は年3回４～５ヵ月分の支給の求人があります。福利厚生や各種手当も充実しています。
大学病院ですから診療分野は幅広く専門的、病床も多く常に忙しい。ゆっくりとした働き方はできませんが、看護師としてのやりがいやキャリアを積み上げる目的であれば、昇給・昇進も見込める理想の職場ではないでしょうか。
自由診療分野への働き方への転換
高給料を見込めるのは、美容関連診療機関での仕事です。例えば、美容外科クリニックでは、自由診療をメインに扱うので利益が大きく看護師の給料も高いのです。
日勤のみの仕事で月収は35～45万円程度。ボーナスを加えると、年間所得500万～600万円以上も可能です。営業目標の達成でプラスの給与を設定しているところでは、より大幅な給与UPも可能です。
自由診療なので、医療サービスの質は直接売り上げに結びつきます。看護師であっても営業的なセンスが活きる場なので、美容に興味があり、人に勧めたりするのが得意な人には向いているでしょう。
美容以外にも、自由診療を扱うレーシック眼科や不妊治療を行うクリニックなど経営状態のよいクリニック等は給与UPの期待がもてる分野です。
訪問看護
訪問看護は、日勤のみの仕事としては給与が高い仕事です。
これは、時間外手当やオンコール手当などの手当が充実しているから。また人員不足の訪問看護ステーションが多く、スタッフを補充するため給料水準が高めに設定されているケースも多いようです。
日勤のみの勤務で給料水準が高いので、働きやすい環境を望むにはよい仕事です。また、看護師が独立して看護ステーションを設立・運営するケースがあります。
看護師活かして違う仕事
看護師の資格を活かして病院外でできる仕事、色々ありますが、臨床開発モニターは、製薬会社等の一般企業に勤務なので、能力次第でどんどん給料が上がります。
当初は年収400～450万円。それほど給料が高いというわけではありませんが、経験を積めば給料が上がり、役職につくようになると年収1000万円を超えるケースもあります。
>能力次第で昇給が見込め、給与を上げるには看護師を活かして仕事できる理想的な職場と言えるでしょう。病院外での看護師の仕事であること、外回りが多いこと、英語が必要など、一般の看護師の仕事とは違う働き方に挑戦できる職場です。
あなたの仕事への価値観、そして転職
ここまで、給料を上げる働き方と仕事についてご紹介してきました。
ですが給料が上ってもどの人も満足できる仕事というのはありません。看護師ひとりひとり価値観が違うからです。
給料が上がっても、別の面で不満が大きくなれば、その転職が本当によかったとはいえません。給料を上げるのだから、より給料の良いところを探すわけですが、それ以上にあなたの仕事に対する価値観を重視して、転職を考えてみてください。
そうすることで、満足のいく転職成功へとつながります。
まとめ
いかがでしたか？目的に応じたふさわしい働き方は必ずあります。
看護師の仕事のこと、仕事以外の家庭のこと。いろんな問題ごとがあっても、お金が解決してくれる部分って実際多いと思います。あなたがイキイキと働ければ、より収入を得るに越したことはありません。
仕事の価値そしてその対価としての収入は、あなたが考えて動くことで生み出されるもの。今回の記事が、給与を通してこれからの働き方を考えていく上でのお役にたてたらと思います。
