きれいなものがすき、美への興味がある。そして人に喜んでもらうことが好き。
そういう看護師さんだったら、「美容の仕事ってどんなかんじ? 美容に関わって仕事できたらすてきだな」といった関心も抱くはず。
女性はみんなきれいなものがすき。
美容の仕事では、訪れる人だけではなく、働くスタッフも美意識の高い人たちばかり。その中で仕事をすれば、いまよりもっと幅広く高い美意識に触れることができるでしょう。
興味ある美容の仕事で、キラキラ輝く毎日がおくれたらいいですよね。 今回は「美容系の仕事の特性と転職を成功させるコツ」をお届けします。
看護師 転職 美容系の仕事したい
美容系の仕事。一般の病気の人に関わるケアとは異なる特徴をもちます。
◆美容系の診療内容
- 脂肪吸引や豊胸手術
- 目元や鼻の整形手術
- 脱毛やピーリング
- フォトフェイシャル
- リフトUP
- プラセンタ注射etr…
美容を扱うところといえば「美容外科」や「美容皮膚科」が代表的。
美容外科では手術をするのに対し、美容皮膚科では手術を伴わない診療が中心です。
手術を行う美容外科では、OPに伴う患者さん介助への説明~OP介助、器械出といった業務があり、 OP前のカウンセリングは大切な役割。
患者さんの悩みを聞き出し、OPまでの不安を取り除きながら「治療の提案や説明」をしていきます。OPを受ける方は美への期待と共に不安を抱くことも多く、看護師の精神的サポートが大切です。
職場により、仕事に内容や働き方も変わってくるので、あなたが美容を通してどういうふうなサポートができるのか知っておくことが必要です。
看護師 美容系の仕事の特性って?
来院してくるのは、体の不調ではなく、美に関する悩みや高い美意識で訪れる人。美容を主体とする診療科では、来院者を患者としてよりお客様として対応することが求められます。
自由診療で自費での治療が多いため、来院者の「お金を払っている」という意識も強いですよね。そのためスタッフに求められるものも、他とは違ってくるのです。
《美容系で看護師にもとめられるもの》
■美への関心
→美意識の高い患者さんに対応するので、理解を示す美への関心や興味が大切です。
■カウンセリング、コミュニケーション力
→患者さんでなくお客様という意識での、丁寧な接客や治療の説明、安心で信頼できる対応など、来院する人の満足につながるコミュニケーションが必要。
■営業的センス
→美容系は自由診療が主なので、ケアを相手の信頼や満足にかえてこそ成り立つ医療サービス。
接客や対応の仕方はもちろん、提案次第で治療の内容や、治療を受けるかどうかも変わってくるケースがあるでしょう。美容系では、美へのニーズを生みだすような営業的センスがより活かされます。
◆看護師としてのアプローチ
美への関心をよせる理由は人それぞれ
- 見た目に何らかのコンプレックス
- 自分のことを好きになれない前向きになれない
- 気になることから解放されて毎日を過ごしたい
- もっときれいになりたい
- アンチエイジングする意識からetr…
美への悩みや、もっときれいになりたいという思いで来院してくる患者さん。
ただ「きれい」に関わるだけではなく、外面と内面からアプローチするケアを通してその人の明るいこれからを支援していくのが看護師の役割。
人それぞれがもつ悩みやコンプレックス、あるいは高い美意識。その人の「美に対する気持ち」を理解し共有できることが大切ですね。
美容系への転職を成功させるには
◆美容系の仕事で何より大切なことは?
それは、あなた自身が美容に興味をもち、イキイキと仕事にとりくめるような働き方ができることです。
美容に関わるメリットは、働きながら高い美意識に触れ、あなた自身も美しくなれること。一方デメリットは、患者さんへのアプローチにおける一般の診療科との違いや、病棟で身につくスキルが習得できない、といったことでしょう。
特異性ある分野であればこそ、一長一短はつきもの。
優先する条件や、あなたにとっての美容の分野で仕事する目的をもった「転職」に望んでくださいね。
◆職場選びは慎重さが必要
美容に関わりたい理由をみつめ、転職の条件やどんな美容に関わりたいか、意思はっきりさせておくことが、職場選びと仕事の成功につながります。
スタッフに求めるもの、仕事の条件も、職場での診療や経営の方針により大きく変わってくるでしょう。イメージが優先しがちな美容系の職場選びですが、選択には慎重さが必要です。
◆美容系でチェックすべき条件
一般にみる、給与や労働時間、休暇、福利厚生などはもちろんですが、美容系では、営業やノルマがあるかどうかもみるべきです。
美容系は高給与の期待される仕事ですが、成果に報酬をプラスするようなインセンティブ制度があれば更なる収入UPにつながります。あなたの取り組みが結果として表れるので、仕事する上でのやりがいにもなるでしょう。
ですが、営業的なことが苦手な場合、プラスの報酬は期待できなくても、営業的なとりくみの必要がないところの方が働きやすいともいえますよね。
◆美しさに関わる医療サービス
一方で、美しさに関わるという点だけ考えると、美容外科や美容皮膚科以外にも選択肢は出てきます。
例えば、女性をターゲットとする診療科では、女性の美へのニーズから美しさや心地よさを診療にとりいれるところもあります。
そういうところでは、アメニティー環境も整い、美くしさや、心地よさを大事にする医療サービスを提供しているので、あなたの美への関心をよせるところもあるかもしれませんよ。
「あなたが本当に共感できる診療方針をもつ職場を選ぶ」ことがもっとも重要です。
美容系への転職は、一般の診療科と違うところも多く、尋ねたり相談したいことも多いと思います。そういう場合は、転職のアドバイザーの力を借りることも検討するといいですよ。
おわりに
関心ある分野で、すきなことを活かして仕事できるってすてきなことですよね。
女性にとって、「美」は外見のきれいさだけでなく、心に効くもの。
美容に関心のあるあなたなら、美へのたくさんのニーズを感じて共有することができるはず。
美の欲求への “内面の意識” にもアプローチしたケアができるのは、看護師だからこその、美への関わり方ですよね。
看護師だからこその、それぞれの美を捉えた看護ケアを強みとし、美容の分野での看護師活躍の場もこれからもっと期待したいところですね。
ブログランキングに参加しています。
記事が参考になりましたら
ポチっ👇とお願いします!