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働き方

看護師から別の仕事へ 資格活かして仕事したい②/産業看護師

「産業看護師」、企業に所属し、社員の健康管理や健康相談が主な役割。

看護師の資格活かして別の仕事してみたいな、と思うとき一番よく知られている人気の職種かもしれませんね。

 

看護師になったきっかけとして、「保健室の先生になりたかったから」という声をよく聞きます。産業看護師は、企業の保健室にあたる医務室での勤務。看護師のもうひとつの働き方として人気があるのですよね。

今回は、産業看護師の仕事を通して、資格を活かした企業で働き方についてみていきたいと思います。

看護師から別の仕事へ 産業看護師って?

「産業看護師」の病院勤務と異なる特徴は?

企業内での日勤帯での仕事が基本。夜勤がなく土日が休みなので、一般の看護師の働き方と比べ生活リズムが整いやすく、プライベートの時間がとりやすいのがポイント。

デスクワークがメインなので体力的負担も少ない仕事です。医療行為がなく、生命に接する緊張から放たれるという点で心理的安定が得られます。企業では福利厚生もしっかりしていてワークライフバランスがとりやすいというのが最大の魅力でしょう。

 

《産業看護師 主な仕事内容》

  • 健康診断結果のデータ整理・分析

  • 勤務中の怪我・体調不良などへの対応

  • 保健指導業務(社員の健康相談・改善)

  • 過重労働対策(労働環境の改善)

  • メンタルヘルスケア(心の健康、仕事への強い不安やストレスのある従業員との面接や対策、、、etr

社員の健康管理はもちろん、仕事量や勤務時間といった労働環境と従業員のバランスなどの改善を促します。産業医や産業保健に関わる人全体で連携を取りながら、企業全体の働きやすい環境を作っていくことが大きな役割と言えるでしょう。

必要な資格は?

産業看護師として働くには看護師または保健師資格が条件となる求人がほとんどです。一定の条件をクリアし産業看護師として登録することもできます。

参考/ 日本産業衛生学会 -産業看護部会-

 

こんな人におすすめ

  • これまでの臨床経験、培った知識を活かし企業で働きたい人
  • 人と話をしたり相談にのったりするのが好きな人
  • 忙しく動くより、落ち着いてできるデスクワークが向いている
  • 基本的なPCスキルがある、統計・データ処理が得意

 

資格を活かしてあなたに合う職種をみつけるには、仕事の内容や働き方を知った上で、このような特性を持ち合わせるか?「向いている、興味・関心がよせられる」と感じるか?がポイントです。

 

資格活かして仕事したい!企業ではたらく

看護師の資格を活かせば、病院外での企業の仕事も可能。ちょっと違う別の世界での働き方、新たな興味や発見があるかもしれません。ここでは看護師資格でできる代表的な企業での仕事を紹介します。

 

《資格活かして企業で仕事する 3つの職場》

企業の医務室で仕事する

企業などの医務室で主に健康管理業務を行います。

先にあげた産業看護師あげたも企業、または関連する健康管理組合での仕事ですね。近年、企業は社員の健康管理やメンタルヘルスにも注力しており、保健指導やメンタル相談を行う専門の看護師を必要としています。

 

また、アミューズメント施設での医務室勤務という求人もあります。

募集は1,000人以上の大企業が多いので、大勢の人を対象にコミュニケーションをとることに興味を持て、人の心理や行動に関心ある人にやりがいを感じられる仕事です。

 

製薬会社で仕事する

病院で働いていると治験コーディネーターの方が来て、治験(薬の臨床試験)の説明があったりしますね。

病院への治験実施の説明と治験における患者さんの管理など、製薬会社と病院の調整役となるのが「治験コーディネーター」の役割です。

 

治験の際の注射や点滴といった医療行為は、病院勤務の看護師担当なので、治験コーディネーターは直接の医療行為を必要としません。看護技術より、コミュニケーション能力や事務処理能力が問われます

病院での仕事よりも、より多く色々な人との交流があります。また、常に新しい情報に触れ、医学的知識も必要な仕事です。

 

医療機器メーカーで仕事する

MR(medical representative)とは製薬会社や医療機器メーカーに就職し、病院などに営業する仕事、医薬情報担当者のことを指します。

仕事内容は病院に出向き薬の説明、ドクターへの接待・勉強会の準備等。

 

フィールドナースは病院等医療機関に出向き、新しく開発された機械や器具の説明が主なのですが、看護師としての医療経験は、カルテが読める、医療に関する知識があるということで、医療機器会社などでのニーズが高く、採用に優遇されます。

 

このように、医療に関連した企業には看護師の経験やスキルが優遇されるような仕事があります。

 

資格を活かして合う仕事みつけるには?

別の仕事をする上でも、看護師の経験が活きる場面があります。 看護師として身についた観察力や傾聴スキルなどはどの職場でも役立つでしょう。他にもあなたのもつ特性があるはずです。

看護師の資格活かして、あなたに合う仕事みつけるには・・

 

看護師として仕事する中で得意だったことや、あなたの興味あるもの、関心の持てるものを振り返ってみてください。看護師もいろいろ。得意とする分野も違えば興味も違いますよね。

あなたの持つ特色を看護師の経験にプラスして考えると、合う仕事がみえてきます。

 

例えば・・

勉強好きナース
勉強好きナース
本当は薬剤師になりたかった。看護師としての専門知識、特に臨床での薬の使用に関して自信がある、薬を調べたり、継続的な勉強や詳しく物事を知るのがすき。  

製薬会社での治験コーディネーター臨床開発モニターの仕事など

 

機械好きナース
機械好きナース

機械いじりが大好き。機械やガシェット新しいものには興味しんしん。医療機器はすぐに試してみたくなる。細かい設定なども苦にならない。人に説明したりするのも得意。

医療機器メーカーでのフィールドナースクリニカルコーディネーター

 

話し好きナース
話し好きナース

前は心理カウンセラーになりたかった。相談にのるのも得意だし。デスクワークは全然苦にならない。データをまとめたり情報処理するのも好き!

企業の医務室や学校の保健室、コールセンター、での相談業務を伴う仕事

 

といった色々な働き方が見えてきます。日々変わりゆく医療や健康に関する情報を目にすることで看護師資格が活用できそうな場面がみえてきます。看護師の資格は絶対ではないけれど、あれば優遇される仕事はたくさんあるのです。

気になるのは、どうやって探すかではないでしょうか?

 

それには、普段から “どういう仕事があるかアンテナをたてておく” のが一番大事。

 

別の仕事での転職を考える場合・・求人紹介サイトに登録しておくのがおすすめです。なぜならいろんな仕事の情報に触れることができるから。

特に病院以外の看護師求人は、普段はたらいている中で自然とは情報が入りにくいからです。

 

民間の転職サイトといった求人紹介への登録は直接情報が入るのが便利なところ。

例えば看護師の相談業務の仕事もいろいろ。産業看護師のように企業に所属する働き方もあれば、業務委託で仕事を請け個人で動く方法もあります。

 

社会のニーズで変わる看護師の働き方。そこをつかむためにも、病院を一歩飛び出したときの働き方を、実際の求人からつかんでいくことは、転職を考えるあなたにとって大切なことですよ。

 

利用できるサービスは賢く選び取って、これからの働き方にぜひ活用していってくださいね。

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おわりに

医療と健康に観点から、多くの人と関わりコミュニケーションをとりながらの医務室での仕事。 病気の人を看る看護とは違った役割りがあります。

病気の人を看護するだけが看護師の仕事ではなく、学んだ看護の知識や経験をどう活かすかは人それぞれ。専門に徹する働き方もあればその専門性を活かす選択もあります。

 

転職は人生の冒険みたいなもの。あなたの好きなことから始めてみる、そういう選択があってもいいですよね。

 

 

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