看護師として英語を活かしたいと思っているあなた! もう2020年も刻々と近づいていますね。そろそろ細かな情報も知りたいところ。
オリンピック、看護師として英語を活かせるチャンスはあるの? 実際どうなのか、気になります。そのグローバルでリアルな経験が、あなたのこれから、看護師としての働き方をかえるかもしれません。
英語を使って働くとは?他の働き方と何が違うのでしょうか? ここでは、「英語を活かす働き方に必要な3つのコト」お話ししますね。
看護師 英語活かす働き方 オリンピックは好機
2018年は3000万人を超える見通しの、日本を訪れる外国人。オリンピックが開かれる2020年には、さらに増加が予想されます。
近年の日本の観光人気で、オリンピックの開催期間の観光客も多いはず。その間、もしもの時の病気やケガなどでサポートの必要性を考えたら..、地域外国人受け入れ拠点での、看護師活動の場も広がりそうですよね。
オリンピックはまさに、英語を使って海外のいろんな国の人と関わるチャンス。学校や教材では学べないリアルなコミュニティー、英語を活かす「まさに一番の学びと体験の場」です。
看護師として参加するとしたら、どんなケースがあるかご存知ですか?
- 競技会場や選手村での医療チームスタッフとしての活動
- オリンピック病院での看護師としての活動
- 大会ボランティアとしての医療サポート
が主な活動です。 ①は、「国際的な医療現場経験」「言語能力」ある看護師の所属病院を通じた依頼。②のオリンピック病院は、「選手やオリンピック関係者がケガや病気をしたとき」の病院対応。
直接参加のニーズが高いのは、③の「医療ボランティア」。
このボランティアのような、実際の外国人の方との関わりから得る感覚が、医療現場で英語を活かしていく上でも欠かせないものです。
医療と国籍、言葉には壁がある?
オリンピックの開催もあり、医療機関では外国人受入れサービスが整えられてきています。ですが、受入れに関するアンケート調査では、80%の病院が「外国人の患者に対応できていない」と答え、その受入れに積極的な病院とそうでない病院の二極化がうかがえます。
全ての医療機関が、外国人患者の受け入れに前向きなわけではないのです。
外国人受け入れに関するこんな声も
他にも、こんな現場の声...
- 対応できる人数には限界があり、本音は、外国人患者に来て欲しくない、習慣が違い、医療費の未払いなど深刻なトラブルもある。
- 受け入れはできても、きめ細かいケアの提供には、相当な語学力が必要
- 対応できる言語は受け入れ、できない言語なら受け入れられない
この理由には何があると思いますか?
多くは以下の点に集約されます。
- 患者数が多く、外国人を受け入れる余裕がない。
- 外国人患者を受け入れたとしても対応ができない
- 満足のいくよい医療を提供することが難しい
そしてこの背景にはもう一つ。それは...
受け入れ側が、国籍や言葉の壁をつくってしまっていることです。
改善には、外国人の患者を受入れる体制づくりと、受入れスタッフの対応力が必要です。ですがその対応力、英語力とは限りません。
一番大切なのは、受入れに抵抗がないこと。国籍や言葉の壁をこちらからつくらないことです。
グローバル感覚は育つもの
英語力以上にもっと必要な、医療に関わる人の人種・国籍を問わず共に生きようとする共存共生の気持ちがこれからの医療サービスを向上につながります。
グローバルな感覚は、帰国子女、留学経験等がないと持てないものなのでしょうか?その広い視野での感覚は、限られた環境の人だけに備わるものではないと思います。
グローバルな感覚は生活の中で経験し育てていくもの。留学やその地での暮らしは生活体験できる、それで他国の人と違いを認め共生する感覚を自然に養うのでしょう。
それは、国内にいてもできることです。今は街を歩けば必ず外国の方がいます。それぞれの文化、習慣、暮らしぶりがあるでしょう。困っていれば声をかけ、顔を合わせれば、挨拶をしたり、普通に接することのできる日常があります。
言葉や国籍の壁をつくらず接することで、お互いの習慣、慣習もわかり心開いていくもの。気持ち次第で、グローバルな感覚は育ちます。
看護師 英語活かす働き方に必要な3つのコト
そしてオリンピックでの「医療ボランティア」のような、よりグローバルな経験こそが、あなたの英語をいかします。
英語は外国の人への壁をなくし心オープンにしてこそ活かせます。
≪看護師として英語を活かしたい時、心に留めたい3つのコト≫
- 国籍や言葉への壁がない バリアフリーの看護ケアの提供
- 伝える、伝わるコミュニケーションのための英語スキル
- 他者への理解、共存共生のグローバル感覚
世界的なグローバル化、多国籍共生の考えが広まっています。認定・専門看護師という立ち位置があるように、グローバルな感覚を持った看護師が、医療アドバイザーとしての役割を担う時も近いかもしれません。
英語を活かしたコミュニケーションを通して、異国で病気やけがを抱えて不安な外国人の方に、寄り添うような看護が提供できると良いですね。
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おわりに
看護師として働いている人も、これから目指す人も、2020年を境に求められる力が変わってくるかもしれません。英語を使うことで広がる、今とはちがう世界がそこにあります。
世界中の人が集まって繰り広げられるオリンピック、実際にその輪の中で、活動を通して感じる何か。あなたの、英語を活かす働き方への大きなきっかけやヒントになるといいですね。