看護師がフリーランスで働くなら・・
副業の解禁、終身雇用のくずれ、広がる在宅ワーク… 個人で仕事する自由な働き方に魅力を感じる人は多いはず。
「会社に所属すること」「一つの職業を名乗ること」が、今後は一般的ではない社会になってくるかもしれません。
すきなことや興味のもてること、得意なことはひとつの職には限定できないから。職の種類が変わっても「あなたが関心をもつところ」は同じだったりもするのです。
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看護師でもおなじこと。あなたの培ったもの・得意とするところは「病院での看護の仕事」で活きてくる。だけど、病院に限らず別のところでの活かし方がある。
そこをみつければ、看護師としてのあなた活かしながら「個」として仕事していく、「フリーランスという働き方」につながります。
Contents
看護師を活かしたい!
看護師を活かしたい!そう考えるなら、あなたが看護の仕事をする中で「すきだな、興味あるな」というところを、一度探してみるといいですよ。
看護の仕事、そしてあなたの興味は・・
- 透析の専門で仕事したい、手術室の専属の働き方がしたい
- 漢方や野草、アロマ… くすりじゃないケアに興味がある
- 子供と触れ合っていたい、チャイルドケアへの興味がある
- 動物がすき、アニマルセラピーへの関心
- 人との関わりがすき。コミュニティー創りがしたい
- モノやサービスを広げていくことに関心がある
- 介護の道具など工夫して改善したり工夫したりがすき
- 人に喜んでもらうことがすき
- 人と向き合いじっくり話すことが得意
- からだを動かすことがすき、健康と体作りに興味がある etr…
さて、あなたの得意、興味は・・?
看護の経験に+αでサービス提供
看護師に+看護に通ずるコトをサービス提供する具体例を見てみましょう。
<具体例>看護師+関心の深い所からのサービスの提供
転職A子さんのケース
看護師 病院勤務5年 香り・癒しに興味を持ち、アロマテラピストの資格を取得。アロマを診療に取り入れるクリニックに転職後、アロマでのヒーリングを得意とするフリーランスの看護師として独立。メンタルヘルスに関心があり、音楽でのヒーリングにもとりくんでいる。
<具体例> 看護士+医療ニーズに添ったサービスの提供
転職D子さんのケース
長年の看護師としての経験の末、独立。個人で人材紹介会社を設立する。在宅医療における人材確保を主な目的として、医療から福祉まで幅広くそのニーズに対応。ヘルスデザインを掲げ、人材紹介を通して包括的な地域医療の形成を目指す。
看護師をベースにあなたが培ってきたもの、あなたの経験や、興味・関心を活かせる何か。その「何か」をあなた独自のサービスとして、ニーズあるところに提供できれば、それが「仕事」になります。
フリーで看護師と副業
その時々で、資格を活かしながら「自分に合うスタイル」で仕事する。看護師をしながら副業と合わせて生計をたてるフリースタイルでの働き方があります。
常勤ではなくてもパートや派遣、バイトと雇用の形態も選べるのが看護師の仕事。自分に合わせてフレキシブルに看護の仕事ができれば、時間をつくることができ、別の取り組みができますよね。
組織に所属することにとらわれない、自宅で自分で稼ぐ「副業」。自宅を活動拠点とすれば、「時間を拘束されない自由な働き方」もかないます。
今はPCひとつで多くのコト・モノ・人とつながり自分から発信していける時代。在宅ワークもまた得意から仕事へと広げていける分野。
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副業するにしても、もちろん個人で事業するにしても、一番の目的は何か?をはっきり持たなくてはいけません。
フリースタイルの仕事で、自由な時間が入れば・・・
「収入が病院勤務より下がっても幸せを感じれる?
フリースタイルの仕事で望むことは、
「自由な時間以上に今より収入をあげる」それとも
「やりがいの持てる好きなことをしたい」のか・・・?
「看護師の専門スキルを活かして割のいい仕事をする、副業はおこずかい程度の副収入」
「先ずは、副業で稼ぎ自由な時間とお金を手に入れる」
「看護の経験を活かし、好きな分野で事業がしたい」
etr…
そこから「副業」への取り組み方も計画立ててすすめたいですね。
そして組織ではなくて個人で仕事する、あなたにとってのメリットも合わせて考える必要があります。
フリーランスとしての働き方
フリーランス、あなたにとってのメリットは何でしょう?
「やりがい」、「時間」、「お金」…目的をはっきり持つことで、優先してするべきこと、方法もみえてきます.
生活するために仕事は必要、はたらくことは生きること。
フリーランスの仕事に興味をもつのは、きっとあなたが「生活の糧以上のもの」を仕事に望んでいるからですよね?
時間の自由やお金、そして自由な働き方・・・
理想の働き方を求めることは、望む生き方につながっていくのです。
看護師ブログ/ 自分を活かし自由に仕事する
私が転職したのは「看護師向かない」と思ったから。「看護師活かす」なんて考えもしませんでした。
ですが看護師とは違う仕事に転職してわかったのは、看護師の仕事と違う仕事で “あっ、すきだな” と感じるところは同じだったこと。
ただ職が違い、取り組む内容と関わり方がかわるだけ。元をたどれば興味・関心のわくところは同じ、あなたを活かす場所は職の種類だけでは限定できないものなのです。
関わりたくて転職したインテリアという仕事。
看護の仕事には関係ないようですが、私の興味は部屋をかざるというより「豊かなくらしは生き方につながる」、そこで集いくらす人のいきいきにつながる空間づくりにあります。
看護の仕事も「人の五感を感じとる」仕事、人の生き方に関わりながら支援するところにやりがいある仕事です。
今ある看護師のあなたを活かし、個人で、フリーで、自由に仕事することを考えるなら・・・
看護師そして看護師とは違う「あなたの得意・興味のあるところ」から、今のあなたをこれからに活かすことを考えてみるといいかもしれませんよ。
おわりに
組織に所属しないフリーな働き方。自由な考えで「あなたの望むこと」にとりくめるのがその魅力のひとつ。
フリーランスとして仕事するなら、いつも今より先をみていたい。 今の私は・・・
多世代が暮らし “自然な交流” の生まれるような、ほんとうに自分が高齢になって望むくらしのできる空間。
普段の暮らしの心地よさが毎日の健康をつくる、「くらしありきの医療」という考えのなかで、これからに看護で培った経験を活かしていけたらいいなと思っています。
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看護師を活かしながら、フリーランスとしての働き方。
組織に所属していてもフリーでも、「個」で立つようないきいきとした働き方ができる。そして患者さん、地域が、もっと元気な社会につながっていくといいですね。