看護師とは違うことで仕事したい、
でも看護は専門職、一般企業とはずい分働き方も違う。
興味はあっても、看護師から「一般企業の求人」や実際の看護師からの転職がどうなのか、気になるところ。
「看護師から転職した人」はどんなことしているの?
スムーズな転職のための企業への入り方、本当に転職したい人に伝えたい「転職成功のコツ」をお届けします。
Contents
看護師から一般企業への転職
看護師から一般企業への転職。まずは、企業で看護師とは違う「どんな働き方をしたいのか」のイメージが大切。
他職種への転職に求めるものは何?
給料UP / 負担の少ない労働条件 / プライベートの充実 / 落ち着いてできる仕事/ 体力的負担の少ないもの / 興味ある分野 / やりがい/ 人との関わりの多い(少ない)仕事 / 事務的な仕事 / アクティブな仕事 / 昇給・昇進の見込める仕事
etr・・・
仕事に求めるものはいろいろあるけれど、いちばん欠かせないものを考えてみる。そして他の条件は捨ててもやりたいこと、これから先に望むこと。
転職は、転職することよりも転職したその後が勝負です。
せっかく看護師から転職するのだから、すぐに「看護師の方がよかった」と思うのはもったいない!
目的の働き方に合った転職、を考えていくことが大切。
そして、看護師はもういい、やめた、ではなくて「看護師の資格を活かしていける看護師の仕事」についてみてみましょう。
それは専門職の看護師がゼロから全く知らない分野で仕事するのはハードルが高いから。
一方で、医療関連の企業において需要のある「看護師としての経験を活かす仕事」。
そこから「一般企業へ仕事を転換していく」考えをもつことで、転職で成功するチャンスがぐっと近づきます。
看護師から一般企業への求人の内容
病院での看護とは違う、一般企業での看護の資格を活かした働き方。
ここで様々な企業の仕事で「看護師から転職した人」が多い職についてみてみましょう。
看護師から転職した人の多い職種
実際の転職が多いのはこの2つの仕事。大手企業内の医務室での仕事「産業看護師」と製薬会社で働く「治験コーディネーター」の仕事です。
◆産業看護師
転職するなら事務職がいいという看護師さん、わりと多いですね。不規則で体力の必要な看護師の仕事に比べ、体力的負担が少ないデスクワークの仕事によさを感じるからでしょう。
産業看護師は企業内勤務、医務室での日勤帯の仕事。
社員の健康管理のためのデータ管理と健康相談が主な仕事。企業なので福利厚生も充実しています。ライフワークバランスのとれる働き方として、看護師の転職でも人気の職業です。
◆治験コーディネータ
製薬会社と医療機関の間に入り、治験(臨床テスト)を取り持つ仕事。
治験内容や方法に関して双方の調整するのが主な役割り。DrやNs、患者さんとの対応を必要とするので、医療に従事したことのある看護師経験が役立つ仕事です。
一番看護師にも知られていて看護師からの転職者が多い職業ですね。
どちらも「看護師の資格」を活かす働き方ができ、看護師の需要の高い仕事です。
医療に関連した企業の求人で医療従事者を求める声は高く、看護師としての経験を優遇するケースがあります。
「企業の事業で看護師がどのような関わりをするのか」業務の内容をみてみましょう。
看護師経験からチャンスをつかむ
医療関連の企業で、医療の現場での経験ある人材を積極的に採用する動き。「看護師の資格を優遇する求人」から、資格を活かす働き方がみえてきます。
《企業内での看護関連業務の具体例・・》
■外部への事業PR活動/健康相談、教育・啓蒙活動、商品PR/保険会社、サプリ・健康食品会社
■医療従事者への自社サービスのプレゼン・フォロー/製薬会社、医療機器メーカー、医療系システムや医療用品(医療関連機器や介護用品など)の販売会社
■医療機関へのサービス提供/人材派遣・教育・育成関連企業
■医療関連の新規事業立ち上げ、開業支援/医療コンサルティング・開業支援する企業 etc…
このような企業での取り組みは、医療従事者の貢献度の高い分野の仕事。例えば、医療や福祉の現場で活躍する看護師が、ケアでの業務を改善・サポートするための製品の導入の際のフォローをしたり、現場スタッフのニーズを直接聞き出し、支援できる製品を提案するといったケースで、臨床での経験をいかせます。
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看護師としての実際に現場で得た経験が、その企業でのサービス提供においていかされる。
それは、あなたの働き方が広がるチャンス。
病院では病気を看ることが中心だった仕事も、企業では、医療に関する産業の中で、事業の立ち上げや商品開発、医療に関する様々なサービス提供に関わる仕事のチャンスになります。
あなたの興味や関心を、医療分野から入ることで「経験をいかしながら仕事にしていける」。そこが看護資格を活かして転職するメリットです。
看護師から転職した人成功のコツ
未知の分野にゼロから飛び込んでみる転職もあります。
ですが、転職後に感じる「看護師の仕事のメリット」との比較で看護師の方がよかった・・と思うケースも少なくないのです。
看護師が違う職種に転職して、実感することは・・?
- 看護師は給料がいい
- 他の職種も看護師と同じくらい大変
- 看護師のやりがいは大きい
看護師の仕事をしている時は、ハードな割に安いと感じていた給与も、額面で比較すれば、一般の女性平均収入よりも高く、意外と「高級取り」だったことに気づかされます。
また、医療という限られた社会で辛いと感じる大変さも、種類は違うけれど何処も同じとわかったり。
新しい世界。医療とは違う環境で感じる「仕事のギャップ」があります。
その感じる仕事のギャップを埋め、転職をスムーズにするのが、看護師経験を活かす転職。
「看護師もういいかな、病院での仕事はうんざり」と思っても、そこでの経験を過去のものとせず、これからの活かすことを考えてみて。
それが転職を成功させるコツ。
転職した人から耳にするこんなコトバ・・・
- 『転職2回目だけど、今回のところはちょっと合わない。まあ今のところは続けてみて、次を考るよ』
- 『今は子供がいるからデスクワーク中心の職場にしたけど、手が離れたら営業的な仕事をするつもり。』
- 『別に看護の仕事でなくてもいい。人と関わることがすきだから、最後はホスピスでの仕事がしたい・・ それまでいろんなことをしてしたい』etr…
転職を上手に重ねる人は、変えていくコトに不安を抱くより、これからをよくしていこうとする気持ちの強い人、そして「今」を次に活かしていける人。
<看護師からの転職を成功させるコツ>
- これからに「積極的」であること
- 仕事を選ぶのではなく「転換」させていくこと
- 今、そしてこれからの「理想の働き方」を自分から探し求めていくこと
あなたの転職したい、これからを良くしようとする気持ち。
そのために自分を活かすことを考えてみる。そうすれば、あなたの居心地の良い働き方、居心地のよい場所をみつけることができますよ。
おわりに
上手に転職すれば、その時のあなたの望むスタイルで、理想の仕事をすることがかないます。
仕事を転換していくコトを考えれば、ナースの仕事に戻ってもいいんです。以前とはまた違った心持ちで、看護の仕事に新鮮さも感じるものですよ。
あなたのこれからの道が、どうぞ良い方向へと開いていきますように。