そうですよね、「せっかくの資格や経験」他で活かせてもいいはず。
看護師は専門分野での特性ある仕事。辞めると言えば、必ずどうして?せっかく資格あるのにもったいないと言われます。
使命感をもってのぞんだ仕事、辞めることへの心のうちの抵抗も、他の職種より感じるかもしれません。専門職であるための手放す勇気もいるでしょう。
ですが、元看護師としての資質を活かした転職ができれば、一石二鳥。看護師の特性を活かしながら仕事を広げることになるのです。
今回は看護師の資質の活きる転職についてみていきましょう。
元看護師の資質って
看護師に必要な資質について、ある調査では半数以上の看護師が「精神力、タフさ」と答えています。次に「優しさ・思いやり」、「誠実さ・明るさ」と続きます。
看護師に必要な資質って?
- 精神力・タフさ
- 優しさ・思いやり
- 誠実さ
- 明るさ
- 几帳面さ
- 情の深さ etr…
一般的な看護師のイメージといえば、やっぱり患者さんをケアするという役割から、”やさしい、笑顔がいい、思いやりがある” といった感じですよね。
もともと「精神力やタフさ」を必要とし培っていく看護の仕事。それに加え、病気や怪我で苦しんでいる人たちが治癒していくのに共感し、喜びを得るソフトな面を持ち合わせます。
“患者さんに元気になってほしい、納得いく治療を受け、本人ご家族共にいい時間を過ごしてもらいたい” 。相手のことを思い、本当に必要としていることをどこまでイメージできるか” そこが、いい看護ケアのカギ。
「患者さんの悩みや不安を理解して共感する」、「患者さんの心を開く関係性を築く」看護師の仕事は、相手の立場になって必要な医療サービスを提供するホスピタリティーあふれる仕事です。
そんな看護師の資質活かして転職する具体的ケースを次で紹介します。
看護師辞めて違う仕事
転職A子さんのケース
看護師 病院勤務5年 香り・癒しに興味を持ち、アロマテラピストの資格を取得。アロマを診療に取り入れるクリニックに転職後、アロマでのヒーリングを得意とするフリーランスの看護師として独立。メンタルヘルスに関心があり音楽でのヒーリングにもとりくんでいる。
看護師B子さんのケース
看護師 病院勤務3年後ワーキングホリデーで海外へ。好きなことは英語でのコミュニケーション。英語と看護師の資格をいかして、ホテルで接客の仕事に挑戦。帰国後は企業の医務室で、接遇のスキルも活かしつつ社員の健康相談を行う産業看護師として働く。その後結婚退職。看護に活かしたいと趣味のアロマを勉強。
元看護師を活かす転職
この例のような働き方、全てに看護師の資格が必ず必要なわけではありませんが、あるとプラスにはたらくものです。
ホスピタリティーある看護師としての資質はそのままに「働き方」をかえただけ。そもそも看護師になっていなかったら、心と身体を癒すアロマやヒーリングに興味をもたなかったかもしれません。
看護師としての経験に新しい知識や技術をプラスして、また違った分野へと仕事を広げていった結果としての仕事といえますね。
音楽でのヒーリングにも興味を持っていたA子さん、音楽療法の分野までアロマセラピーを広げていく将来のプランももっていました。
「心身共に健康でないとケアができない」看護師の仕事。例えば健康や生活の面から看護師の資質を活かす働き方を探すことができます。美容や癒しなどホスピタリティー必要とする仕事も看護師に向いているかもしれません。
ホスピタリティーの活きる仕事って?
- アロマセラピー
- エステティック
- アーユルベーダ
- その他の美容関連
- チャイルドマッサージ
- ホテルの接客業
- カウンセリングetr…
看護師は”女性という立場から活かせる専門性”ある資格、そういう視点も加えると、医療から福祉・健康の分野はもちろん、それ以上に看護師の資質を活かして活躍する場が大きく広がります。
元看護師を活かした転職を望むなら、こうした看護師としての資質にあなたの特性をプラスした働き方も考えてみてはいかがでしょうか?
おわりに
よい転職とは、仕事の選択ではなくあるものを活かし広げていくこと。
看護師免許を持ちながら違う仕事についている人は多くいる。私は看護師ですが、勤務5年後に一般企業に就職しました。
同級生にも数年働いた後に違う職種についた人もいますし、逆に全く違う分野から看護師に転職した人もいます。
どの職種においても、専門の学校を卒業してその資格をとったからといって、全員がその分野で働いているわけではありません。
職を選ぶのは個人の自由。
医療だけが、特別な使命感をもって職についているのではないのですから、看護師もその資質を活かし、これからの時代、もっと自由な働き方を求めてもいい!
と思うのですがあなたはいかがですか?