看護師に向いているのかな?と感じる時って誰にでもあるのではないでしょうか?
私は転職するまでの5年間ずっと向いてないと思っていました。
それでもナースの仕事は続けられるのです。
看護師向いてないと感じていても、「笑顔がいいねとか、仕事楽しそうだね」と言われたり、患者さんに感謝されたりすると、「あれっ、看護師の仕事ってわるくない、向いているのかも?」と思ったり。
向いてないと感じたことも忘れてしまうことさえあります。
向き不向きは人それぞれ、その時の見方や感じ方によるのです。
仕事をする中でみえてくる、実は看護師に向いている性格もあるのですよ。
そして、本当に向いているとは… ?
ではお伝えしていきますね。
Contents
看護師 向いている?
看護師向いている?と感じるとき、いろんな場面があると思います。 看護師向いている?と感じるのはどんな時・・・
- ミスが重なったとき
- 仕事が上手くいかないとき
- 夜勤が辛いとき
- 人との関わりが上手くいかないとき
- くよくよして立ち直りのおそいとき
- 人のことを気にしすぎるとき
- 人のことを世話したり話したりが不得意と思うとき
- 看護の仕事が窮屈に感じるときetr…
向いているのかな?と感じるコトと看護の仕事の特徴とは何か関係あるのでしょうか。
看護師の仕事の特徴って?
看護の仕事の特性
看護の仕事といえば、生命に関わる責任ある仕事。
そして、病気の人を看て回復を支援する、人と内面から関わることの多い仕事です。3Kと呼ばれる労働条件の厳しさも特徴ですね。
夜勤や不規則な仕事、決して楽ではない労働条件下でのハードな勤務。そして患者さんの声を聞き、寄り添いながら支援するようなソフトな面を持ち合わせる看護の仕事。
その中で培われていく必要な力があります。
看護の仕事に必要な3つのチカラ
- 忍耐力
看護の仕事は病気の治癒や回復を支援する仕事。自分中心ではなく、患者さんのペースに合わせて忍耐づよく待つような姿勢が必要です。
- 体力
立ち仕事が基本の看護の仕事。また夜勤や厳しい労働条件下での勤務にはやはり体力が欠かせません。
- 精神力
生命に関わり、人と関わるからこのプレッシャーや、抱きやすい人同士のトラブルものりこえていく精神力が大事です。
ハードな仕事をこなす、「忍耐力」「精神力」「体力」。看護師に必要なこの3つに加えて看護のソフトな役割を担う、「協調性」「思いやり」といった点が看護師の仕事を支ていくのに必要な資質。
そしてこの資質は看護師として仕事する中で培われるものです。
実は向いているこんな性格
看護師の仕事を支える、看護する上での「資質」。
それに合う向いている性格ってあると思いますか?
看護師に向いている性格と言われて思い浮かぶのは、看護師からイメージされるもの。「優しい」「人のお世話をするのがすき」「困っている人をみると放ってない」・・・、そういった性格かもしれませんね。
でも実は、優しすぎると患者さんの依存心を強めたり、人との関わりの中で悩み立ち止まることも多くなったりするのです。
逆に、患者さんを突き放すような気の強さが、治癒へと向かう自立心を引き出したり。
実は向いているこんな性格
向いている?と思うこんな性格も、場面が変われば、実は向いているのです。
◆楽観的でマイペース
マイペースな人は自分をしっかり持っていて、周囲に引きずられることもありません。適切な距離をおくことは良い看護をする上でも必要なこと。
また、難しい病気や生死に関わるような場でも乗り越えていけるような、楽観的でタフな面も必要ですよね。
◆気が短くせっかち
気が短ければ、仕事をさっさとすませたいもの。せっかちなようで、テキパキとした動きが必要な場面では仕事が早かったり。
患者さんと接する場合はその性格を抑えることが多くても、手術室での器械出しでは功を奏すということもありますよね。
◆大ざっぱな性格
救急の場で重症な患者さんを診るなど、「慎重さや几帳面」さが大事な場もあれば、細かすぎるよりも「寛容な大らかさ」が患者さんにとって必要な場面もあります。
日常の生活により近い療養型の施設などでは、小さなことは気にせず、いつも笑って接するようなおおらかさが、より安心感を与えるものですよね。
◆プレッシャーを感じやすい
プレッシャーを感じるのは、こうしたい、こうあるべきという気持ちが強いから、それは真剣な証拠です。そういう人は看護に必要な慎重さを持っています。
そしてプレッシャーを一度、二度と越えるたびそれを自信にかえていくことができます。
要は、もともとの性格はその時々の気持ちの持ち様、使いよう。病気や患者さんを支援していく気持ちがあれば、性格は大したところではないのです。
向いている?本当に大切なこと
看護師に向いているイメージ、「ソフトな面」は看護に欠かせないけれど、それは、患者さんを支援していくことで自然に生まれるものです。
もともとの性格は一長一短あるもの。その性格ひとつであなたの看護師の適性がきまることはないのです。
看護師の仕事が、「生命を通した人との関わり」と考えるなら、「看護師の資質」も人間的成長の中で培われていくもの。
そう思えば、「看護師に向いている」というのは、看護の仕事を続けられること、そして人として成長していこうと仕事に取り組めること、と言えるかもしれませんね。
おわりに
いかがでしたか?
さて私の場合ですが、一度別の職種に転職し、もう一度看護師として復帰しました。
以前とは違った角度からみると、看護の仕事への感じ方も変わるものです。向いていない?と感じるのもその時での見え方。
仕事を重ねる中で見え方も変わってくるのです。
あなたの選んだ看護師の道。経験を重ねながら、看護師として、人としてもまた成長していきたいものですね。