看護学生のとき・・
いちばんくるしいけど、いちばんこれからに未来があるとき。社会って厳しい、そのことをいち早く18歳で味わう看護学生は、本当につらいんです。
まわりの学生は、バイトに恋に勉強にキャンパスライフを楽しんでいても、看護学生はそうもいきませんよね。
座学のときはまだある少しの余裕も、「実習」ともなれば社会人並にきつい・・・
だから、あなたが3年間がんばって資格を取った時には、それだけで「これからの未来を開く切符」を手にしているあなたがいる。
「辞めたい、辛い・・」。 迷いや悩みも多いや看護の道、たとえ看護師を辞めても後悔しない、未来の開き方をお伝えします。
Contents
看護学生 辛い…
看護学生は学生だけど、自由なキャンパスライフのイメージとは大きく違う!
それもそうですよね。専門の道を歩むのだからみっちり「実技」が入ってくる。職人さんが早く弟子入りして職を手につけるように、専門職は他の人より早い時期にその道に入るのです。
だから、看護学生の感じるこんな気持ち
- 勉強に実習にすごくハード
- 学ぶ分野が広く勉強量が多い、テストも多い
- 看護師の仕事は体力、忍耐力のいるハードな仕事
- 実習で感じる命に関わるたいへんさ、重要さ
- 実習たいへん、先輩怖い・・・
- この仕事を、向いてない? etr…
そして多くの学生が不安に思うのです、「学生の時からこんなに大変なのに、この先やっていけるのやっていけるの・・?」って。
思っていた以上に、大変な仕事!と感じるのですよね。
看護学生の時代は辛い。
だって看護学生はほんとうに目一杯のカリキュラム。それだけ早く「職」の道に入って、多くを学び体験しているということなのです。
誰もが社会に入る時感じることを、より早く、医療の現場で、直に!感じる。
だから、辞めたくなるほどつらくなったりもするのですよね・・
辞めたいときに
辞めたくなる気持ち、感じた時は・・ちょっと振り返ってみて。
辞めたい時に思いだしたいこと
あなたは、どうして看護師になろうと思ったの?
《病院、看護師同志の会話の一コマ》
看護師の仕事を少しわかってくると、看護師選んだ気持ちとはうらはらに感じてしまう思い、
「こんなきつい仕事って知らなかった。」「もう自信ない、辞めたい・・・」
でもちょっと待って。
あなたは、なぜ看護の職を選んだの?
悩みや迷いがあると、見るところが狭くなって、「今」だけに留まってしまいがち。
ちょっと「今」から心を放してみるといいですよ。
そして「辞めたい」という感情だけに流されてしまわないように、そう感じる理由をみてみましょう。
辞めたい理由
看護学生が実際に辞めたいと感じる辛さって・・?
<看護師辞めてしまいたい、と感じる理由>
- 実習がつらい(上手くできない、緊張する、気がまわらない…etr)
- 人と上手く話せない、人見知りする、向いてないのでは・・
- 看護の仕事の大変さと苦労を感じて不安
- 勉強も実習も、看護自体に興味がもてない
いろんなつらいと感じることがあるけれど、座学の時ではなく「実習」で辛さを感じることは多いですよね。
「実習」は実際に社会の中に入っていくこと。まだ仕事の責任はもてなくても、社会への本当にはじめの一歩。
人と接したりケアしたり「看護の実践の場」という以上に、はじめての社会に出るのだから、ぶつかる壁のない方がおかしいくらいの場なのです。
もしはじめから、上手く人との関わりやケアが上手だとしたら、「向き・不向き」というよりは、お世話したことのある経験や人との関わりだったり、それまでの環境の違いから。
「要領のいい・悪い」、「気の利く・きかない」があっても、それは違って当たりまえ。
人との関わり方も、だんだんと看護ケアしていく中で身につくものだから、社会に一歩踏みだしたばかりの実習で気にすることなどないのですよ。
【体験談】 看護学生辛い 私のケース
私が高校卒業後、看護学校に入ったのはなんとなくの自然の流れでした。
周りの人の「看護師の仕事へのいい見方」や両親のすすめがあったから。他に特別な選択肢もなく看護の道に入ったのです。
そして看護学校に入ってすぐ感じた気持ち・・
看護師、向いてない
これ、私の仕事じゃない
ただ淡々と過ぎる毎日、看護師さんになるために頑張ってる意識も感じない・・目標も感じずに「なんでここにいるんだろう」と漠然とした迷い。
向き合って悩んでる同僚を横目に、自分との違いをいつも感じていました。「 目標に向かってていいな」って。
だって目標があって、そこに向かって悩んでるのですから。
あなたが悩むのは、真剣にとりくんでいるから。心の浮いた取り組みでは悩んだりもしないのです。
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心が、「今」だけにあると未来が描きにくい。ちょっと辛い今から離れてみて。
あなたが目指した看護師の職、ナースのこれからって?
「辞めて後悔しない未来の開き方」
看護師の仕事資格はこんなにも大変なのに、なぜみんな「看護師」すすめるの?看護師が一生の資格と言われる理由、そのメリットをみてみましょう。
看護資格のメリット
看護の仕事も、科目も違えば仕事の内容も様々、仕事の領域は思うより広いです。
科目による特色もあれば、病気を看るという病院での治療多く必要とする分野から、日常生活のケアがメインとなる介護の分野。
病気になることを防ぐ、健康・予防といったことからのアプローチまで、看護で関わる範囲は広いのです。そういった中で職域を選び「専門に徹した働き方」もあれば「仕事を転換」していくこともできます。
あるいはライフスタイルに応じて望む仕事のペースから「働き方」を選ぶこともできるのです。
医療はいつでもどこにでもある。
その社会の中で活用していけるのが、看護の資格の魅力です。
看護資格でできること
看護の仕事は「病気を看る」だけではありません。
もしあなたが、看護師の仕事に興味がもてず、仕事自体に窮屈さを感じているのなら、病院の看護師とは違う働き方を考えてみるのもひとつ。
医療と健康、予防から保健、学校、教育、生活からくらしに関わるまで、あなたのアンテナを広げれば、看護を必要とする場所はたくさんあり「いろんな働き方」が可能です。
看護の資格でできることを知れば、看護の経験を活用できる仕事の幅が広がります。
資格は、ライフスタイルが変わっても女性の一生を守ってくれる心強い味方なのです。
あなたの心が未来を描く
私が看護の職に目標をもてたのは、資格をとり仕事できるようになってやめると心にきめた時から。
途中に迷いはあったけれど、いつでもそこに戻ったからです。そして「転職」して、看護の仕事よりも向いていると思う仕事につけた。
「向いている」と自分の感じる仕事につきたかったから。
心の描いた通りに道は開けます。
迷ったり悩んだりすることはあるけれど、まわりの状況やその時だけの感情に流されず、自分で選択していく気持ちが道を開いてくれるのです。
せっかくあなたの選んだ看護の道、
辞めて後悔しないように、一度、そこから開ける道を描いてみませんか?
おわりに
宙ぶらりんな気持ち、迷いのあった看護学生のとき。
今思っても辛い時期でした。でも30年近くたった今、高校卒業してからの人生が「看護師からはじまった道」でよかったなと思っています。
もしかしたら、両親のすすめに「看護の道」に進んでみたのもひとつの流れだったのかもしれません。
どんな選択をしても、前にすすむ気持ちがあれば道は開けます。
真っすぐに取り組んでいるからこそ感じる悩みや迷い。
先が見えない時はだれでもあります。その時はあせらないで流れに身をまかせてみるのもひとつ。そのうち、向かう方向もみえてきますよ。
投げ出してしまいたい気持ちに流されないで、あなたの本心から「これから」を考えてみてくださいね。
あなたの頑張りがこれからに開いていきますように。
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