看護学校に入ったのに、「看護師向いてない」という思い。頑張ろうとするけれど、実習を重ねる度その思いもつよくなったり。
実際の仕事を始めると、新卒でさらに感じる看護師の「責任の重さ」もあります。仕事でのつまずき・・・ 初めて感じることもたくさん。
あ~やっぱり向いてない!?
「看護師の資格で他にできることは・・」、「看護師以外の就職先はないのかな?」
そうあなたが考えたなら、それはこれからの道を広げるチャンス!です。
・・・なぜなら私がそうだったから。
資格を活かす看護師以外の道への興味をもつあなたへ、今回は「病院以外の就職先考えたい 新卒で資格活かす別の道」をお伝えしますね。
Contents
病院以外の就職先は?? 新卒で資格活かす別の道
看護師免許とるきっかけもいろいろですよね。
《看護師同志の会話の一コマ》
看護師の免許は活用度高い資格。病気を看るだけが看護の仕事じゃない、知ることで拡がる看護師としての働き方をみてみましょう。
看護師の資格を活かして働ける22の仕事
看護師の資格は病院以外のこ~んなところでも活きる。そんな看護師の免許でできる仕事を8つのカテゴリーで紹介します。
学校、教育関連の仕事
学校の保健室、そこでの生徒の健康管理にあたる学校での看護師の仕事。また、看護学生の指導や、児童施設での子供の養育に関わる教育の仕事があります。
保育園・幼稚園で働く
保育中の病気・発熱・けがなどへの応急処置と保護者への症状説明などの対応があります。変わりやすい乳幼児。とっさの判断や適切な処置が必要とされる仕事です。
大学、インターナショナルスクールなどの教育施設で働く
大学やインターナショナルスクールでの保健室での仕事。生徒の健康管理と体調不良やケガなどへの対応が主な役割りです。
学生生活に不安を抱きやすい、学生への健康相談なども必要とされるところ。内容は、データ管理や保健便りの制作や学校イベントの手伝いなど学校によります。
看護教員として働く
看護専門学校などで、看護に必要な知識や技術を教え「未来の看護師」を育てる仕事。
看護師としての5年以上の経験、もしくは専任教員としての必要な研修を受ける要件があります。
児童福祉施設で働く
「乳児院」や「児童養護施設」などの福祉施設で、児童の養育と健康管理に関わる仕事。
体調不良やケガなどの看護ケアに加えて、日常のケアを通して子供の成長を見守る役割を持ちます。
高齢者ケアに関わる仕事
「病院以外で必要とされる高齢者のケア」の必要とされる場所は、在宅での看護や入浴の介助、デイケア施設、高齢者向け施設と様々。
「自宅訪問」や「日中のみ」又は「入居」を通してそれぞれの関わり方があります。
高齢者の日常ケアに関わる仕事
日中の高齢者の通う「デイケア」(通所居宅支援所)での主としてバイタルチェックや服薬管理をする仕事や、自宅に訪問しての「入浴介助」を行う仕事、
及び「高齢者向けの施設」での入居者の健康管理に関わる仕事があります。
いずれも、医療よりも介護の必要性の高い「高齢者の日常ケア」に関わる働き方で、医療行為の少ない仕事です。
訪問看護ステーションで働く
在宅での治療を必要とする方への看護ケア。利用者の自宅を訪れ必要な処置とケアをします。
より生活に近いところでの関わりに、看護のやりがいを感じれる仕事。近年そのニーズは高まるばかり。医師が居合わせないケースがあり経験を要する仕事ともいえます。
高齢者施設で働く
高齢者施設といえば、「特別養護老人ホーム」、「有料老人ホーム」、「サービス付き高齢者住宅」と形態も色いろ。医療より介護が必要とされる場ですね。
看護師の仕事は各施設の「入居者の介護度」と「介護と看護の仕事の区分け」で異なり、施設によってもサービス内容に特徴があるので、仕事もそれぞれ違ってきます。
一番介護度の低い「サービス付きの住宅では」、入居者の安否確認と生活相談サービスが仕事の中心。利用者の日常を見守り、要望や状況に寄り添いながらの働き方ですね。
保健・衛生関連の仕事
官公庁関連での保健衛生に関わる働き方もあります。
官公庁で看護技官として働く
厚生労働省で働く看護系技官。国家公務員として、厚生労働省や各地の厚生局で、主として保健衛生にまつわる幅広い業務にあたります。
空港で検疫官として働く
空港の検疫所では、急な発熱した旅行者など、感染症の疑いのある旅行者に対応する、検疫官として働く看護師がいます。
相談業務の仕事
面談や電話を通して、病気や健康に対する相談に対応する仕事です。
健康相談員として働く
民間の特定保健指導を行う事業者などが、契約した企業や会員に対して行う健康相談。これを受けて企業訪問や、個別面談、電話対応など看護師や保健師が対応します。
コールセンターで健康相談
各種保険会社や製薬会社、自治体でも健康相談を電話で受けつけるサービスを実施しています。そこで提供される病気や健康相談に看護師や保健師が対応します。
企業での仕事
医療関連の企業では、経験ある医療分野での専門職種を積極的に採用する動きがあります。そこで提供するサービスの普及に関わる仕事です。
産業看護師
企業内で勤務。社員の健康管理を目的に、データ管理のほか体調不良などで医務室を訪れる従業員の対応、仕事のストレスなどへの健康相談にあたります。
治験コーディネーター
治験(臨床テスト)に関わる仕事。治験を行う製薬会社と医療機関との間にたって橋渡し的な役割を担います。実際の治験の実施においてDrや患者と対応していきます。
臨床開発モニター
CRAの業務内容は、治験が適切に行われているか監視(モニタリング)すること。治験が適切に行われているか監視・チェックします。CRAは、治験の計画~完成した新薬を世に送り出すまで、大きな責任と役割を担う仕事です。
フィールドナース
医療機器メーカーでの営業を主とする仕事。新しく開発された医療機器や器具を医療機関に紹介、プレゼンテーション~取り扱い説明、現場でのフォローアップ等行います。
医療関連の企業で働く
医療機関向けに「コンサルティングや開業支援、人材育成」を行う会社。
また「医療関連の事業の立ち上げ」に関わる企業などでは、看護師など医療系の専門職種を積極採用する動きがあります。
医療従事者としての経験を、そこで提供するサービスの普及に活かす働き方です。
医務室で働く
ホテルでや空港で、訪問者や滞在者の救護や従業員の健康管理に対応する仕事。
空港の医務室
空港の医務室で、渡航する人や旅行者の救護、従業員の健康管理に対応する仕事です。
ホテルの医務室
大規模のホテルでは、医務室を備えているところがあります。従業員の健康管理と共に、ホテル滞在中の旅行者の体調不良や急なケガ・病気への対応をします。
アミューズメント施設の医務室
アミューズメントなど人の多く集まる施設では、館内に救護センターを設けるケースもあり、常駐の看護師が来場者の救護にあたります。
旅行関連の仕事
団体の旅行に同行して、旅行中の体調不良、ケガや病気に対応する仕事です。旅行添乗看護師、アテンドナースとも呼ばれています。
ツアーナース
修学旅行や合宿などの団体旅行に同行して、参加者の看護や体調管理にあたる仕事。
アレルギーや持病など参加者の健康状態を把握して、参加者の健康に気を配り、安心して参加できるよう見守る役目を持ちます。
シップナース
世界をクルーズする豪華船など船内での救護にあたる看護師の仕事。世界を旅しながらの仕事、出向したら数か月は海の上。
主として何百人という乗客に医師と二人体制で対応するとなれば、体力と経験を要する仕事ですよね。
イベントの仕事
スポーツ大会・団体旅行・コンサート等において、看護師が同行または待機し、対象者の救護に備える仕事です。
スポーツ大会、コンサートなどのイベントの救護係
救護室で待機します。遠足やスポーツ大会など、日帰りの場合、同行して参加者の体調管理やケガの応急処置にあたります。
まとめ
いかがでしたか?
資格を活かす働き方を考えるとき、看護の必要とされる場所がみえてきます。医療~介護、保育、教育、暮らし、生活全般にわたる色々なニーズ。
看護の道を選んだあなただから、その目的があったはず。それを病院以外のところでもみつけれたら、看護師として活躍するチャンスもぐっと広がります。
もしかしたら新しい「小さな興味」から、また別の道がみつかるかもしれません。
アンテナをはることで、もっといろんな活躍の場が見えてくるはず。
様々な資格を活かす働き方を知りながら、あなたのイキイキとできる「これからの道」へと心開いていきたいですね。