仕事にも大分慣れてくる2年目。先輩からの「もう新人じゃないんだから」とのプレッシャーが掛かったり、同期との比較を感じるのもこの時期。
1年目の時は自分のことに必至。2年目は少しずつ周りが見えてくる時期です。早い結婚で辞めていく同僚を横目に、そろそろこの先を考えないと心揺らいだり。
そんな2年目の転職は・・・?
2年目で辞めて、次に就職先はあるのか、別のこと始めるなら急ぐべきか。
今辞めてもいい・・? 色んな悩みのある2年目の転職に向けて、「迷っているあなたへ~ 心を決めるヒント」をお届けします。
Contents
看護師2年目の転職は悩み頃
2年目は、結婚や家族の都合などによる退職、他への転職も出てくる時期。1年目は辞めたいと思うことがあっても、まだ辞めると決めるのは難しい。
でも2年目は、慣れて周りもみえてくる頃。他の職場との比較で転職を考えたり、保健師の学校など進学を考える人、それぞれの考えを持ち始めます。
ですが余裕が出はじめても、実際に辞めるとなると「今、辞めてもいいのかな?」と、その判断は迷うものです。
2年目は、看護師と社会経験の基礎を積み、これからという時期。その2年目が「転職」するときどう受け止められるのか、気になります。
看護師の仕事に辞めどきってあるの、そして2年目は・・・?
辞めどきってあるの?
次の転職を考えて辞めるなら考える、今が辞めどきかどうか?
辞めどきの一つは「自分の辞めたい時」、次に「辞める準備が整った時」。そして「売れどき」を考えて、辞める時期を考えてみるとよいでしょう。
自分の辞めたい時
辞めたいと思っても実際そう簡単には辞めないですよね。辞めたいと思った時が旬。でも、本当に辞めたいかは少し落ち着いて考えてみて。
マイナスの状況ではそこから逃げがちな判断をしやすいです。逆に上手くいっている時に、それでも辞めたいと感じるかで決めたらいいですよ。
辞める準備が整った時
辞めようと思っても、仕事の状況や次への準備が整わず辞めるタイミングを逃がしてしまったり。そういうことが続くと辞めることが難しくなっていきます。
辞めるチャンスは、見計らっていると必ずやってくるんですよね。周りの状況に合わせようとばかりせず、自分から準備を整え、その状況をつくることです。
そして 売りどき
看護師はいつでもどこでも仕事できます。ですが、何年目がどういうメリットでとられるかを知っておくと、辞める時期を計画的に進めるのに役立ちます。
転職の際、経験年数をみる時の「採用者の視点」を知っておくとよいでしょう。
採用者の視点
採用者側は、何年目という経験という年数をどういう視点でみているでしょう。
◆経験値として
1、2年目は一応の経験、3年目は一通りの経験があり即戦力がある、4、5年目は経験があり応用力もある、といったふうに経験年数である程度の仕事の経験値をはかります。
◆柔軟性はあるか
経験値と同時に、自院への柔軟性があるかを見ます。1、2年目は経験は浅いがこだわりがない、教育ができる。3年目はまだ若いから柔軟性がある、4、5年目は、経験値は高いが適応できるか?と年数により見方が変わります。
◆続けてくれるか
採用者側は、続けてくれる人に働いてもらいたいものです。1、2年目であれば仕事をしっかりこなすまでは働いてくれるだろう。3~5年目…と女性の婚期に近づくに連れ、長くは働いてくれないのでは?との見方も出てきます。
看護師2年目転職は?
看護師の求人表をみると、経験2年以上、またより経験や専門性を求める場合での応募条件は5年以上の実務経験、又は5年以上の臨床経験といった記載が多くされています。
看護の派遣ボランティアなど実践的な経験を求める場合でも、2年、3年といったものもありますが、実務経験5年以上とするするケースは多いですね。
これは看護師としての経験としてとるのは2年目から。経験として評価されるのは5年目からとの見方ができます。
ですので、後に看護師の経験をより活かしたいのであれば、2年以上の経験をつんで辞めるのがベストと言えます。
看護師としては発展途上、だけど基礎的なことはできていて、社会人としての経験がある。ひと通りの教育ができていると捉えるのが2年目です。
採用者から見たら、こういった見方があるのだなと知っておくことが大事。辞める時期を選べば次の転職に有利な条件となりますよね。
辞める時期に、本当に一番大事なのは、あなたの気持ちとタイミング。
そして何年目であっても、その経験を自分のプラスとしてもつことが、辞めたあとの転職でいい方向にはたらきます。
2年目で辞めるとしたら、採用者の視点を思い出し「2年目のもつ経験とフレッシュさ、まだまだこれからという意欲」をアピールして望めばチャンスがあるのです。
迷っているあなたへ 心を決めるヒント
さて、看護師2~3年目の私ですが、まさに悩みの境地でした。
看護学校の時から「看護師に向いていない」と感じたけれど、「せっかく資格とったんだから、2年間がんばって辞めよう」と心に決め、なんとか仕事を続けていたあの頃。
でもイメージとのギャップが大きかったのですよね。2年目の看護師のイメージとその時の自分が。1年目はただ一生懸命に、2年目はその延長というかんじ。
もう2年目だからと、自分が一番感じるプレッシャー。周りの同期と比較して、できていないと感じたり・・
ひと言でいうと「自信がもてなかった」のです。
周りには他の目標を持ち、早く辞めていく人もいたりして、「向かないと思うならさっさとなら辞めればいいのに」と気持ちも揺らぎます。
2年目はこんなはずじゃなかった・・と。
○○年目というけれど、そのプレッシャーや、~であるべきみたいな所にあてはめようとして苦しかったと思うのですよね、その時は。
看護師として成長はちゃんとしている。だけどそこは見ずに2年目の理想とのギャップや同期との比較で落ち込んだり。
でもその時「最初に心で決めたこと」に戻れたのです。
資格をとったのだから、「辞めても、看護師の経験がありますとはっきりいえる自分になってから辞めよう」と思ったこと。
辞めるべきかは、結局は自分が知っている。辞めるか辞めないか自分の心に聞いてみたらいいと思います。
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ですが、辛いとき、落ち込んでいる時にいい判断はできません。そこから抜け出したいと感情が先に動いてしまうから。
元気良すぎる時もダメですよ、心のゆったりと落ち着いたニュートラルな時にしてください。わからない時は、あせらず時間をおくことも必要です。
おわりに
2年目の転職は、看護師としてはじめの通り道、まだまだこれからです。開く道はたくさんあります。
どんな決断であっても、自分の心できめ「今までをプラスに活かしていく」のが転職成功の秘訣。
次に心開いていくためには、どう去るかの「辞め方」と、どう入るかの「転職活動」が鍵をにぎります。
これからにいいスタートをきるために、しっかりと準備を整えて次に向かいましょう。
あなたの転職での成功を願っています。