看護師の仕事は、夜勤に立ち仕事と体力勝負。責任の大きさゆえの緊張や疲労から、ストレスもたまりやすいものです。
看護師として仕事を続けていくなら、上手くストレスに対処できることで「心の負担少なく毎日を快適に過ごせる」はず。
今回は、看護師がストレスを感じた時の発散法と、「もう無理、と思ったときの4ステップでの対処法」をお伝えします。
Contents
看護師ストレスの特徴は・・?
看護師の仕事していてストレスを抱えるときは、ほとんど疲労からきています。
睡眠ばっちり!休養じゅうぶんで、ストレスを感じている看護師さんはほとんどいないですからね。
じゃあナースやめちゃえば解決する? といえばそういう訳でもなくて・・
「疲れているからストレスも感じやすい」のです。なぜなら体が元気でないと心も元気になれないから。
疲労から、また狭い女性社会でおこりやすい人間関係からストレスを上手に回避する。
その対処法を身に着けることで、余計なエネルギーを使わずに毎日が過ごしやすくなりますよ。
もう無理と思った時の4ステップ
もう無理・・と、発散する元気もないくらい過度なストレスを感じるときは・・?
Step1 とにかくねる、休む
体が疲れていると心も元気になれません。暑い寒いだけでも人は快・不快を感じるもの。お腹がすくだけでも落ち着きがなくなったり、睡眠不足ではもっと調子もわるい。
そしてはつらつとした元気さもでません。
人間のからだはとても敏感、たまった疲労はからだの症状としてあらわれます。
そして疲労した状態では「気力」も失われがち。体と心はつながっているのです。
だから、ひどく疲れている時は、何も考えない。温かいお茶でものんでゆっくり体をやすめることをしてくださいね。ゆっくりやすむ、それだけでもからだも心も回復に向かいます。
Step2 ためない、だす
負のエネルギーをためないことが大切です。
何か元気ないなと思っても、翌日元気な人ってうまく発散できている。ストレスのサインを感じて処理するのが早いんですよね。「ストレスはためる前にだす」が鉄則です。
ストレスの発散法
ストレスの発散の仕方は何がいいということはないんです。ただ、感情をためないこと。自分の中で処理できればいいのですが、心の中だけではネガティブな方向に考えがち。
書くこと、あるいは話すことで感情を出してみるといいですよ。心がすっきりし客観的に物事をとらえることにもつながります。
そして・・
◇心が喜ぶことをする
気持ちが明るくなる、心が喜ぶあなたのアイテムがあるといいですね。まわりの看護師さんのこんな声・・
《ストレス発散のいろいろ》
- まつイクやエステ、美容院にいく
- ショッピングする
- 好きな映画に思いきりひたる
- ジャニーズDVDをすきなだけみる
- コンサートにいく
- 実家に帰ってゆっくり
- 子供と遊ぶ
- だんなさんに愚痴をこぼす
- デパ地下めぐりで贅沢なデリをかう etr…
- 美味しいものをたべにいくetr…
◇集中できるリラックス
集中とリラックス。一見逆のように感じるようですが、集中してすっきりすることってありませんか?
私は家の中を片づけて、ついでに大きな家具まで移動させ模様替えまで完了すると、かなりすっきりします!
悶々としてるより体を動かした方が気持ちよく、部屋も片付く。インテリアも変わって気分もリフレッシュ。今のところ、私にとって一番手近なストレス解消法です。
友人は、「ストレスがあると公園のまわりに走りに行く」と言っていました。タイムもあがるんですって!
パズルやタロット占いなどのカード遊び、もちろん読書でも etr…
集中してリラックス、あなたのすっきりする方法をぜひ探してみてくださいね。
Step3 ちがうところに身を置く
ストレスがたまると、思考も狭くなりがちです。
そんな時、仕事から離れてちょっと違った環境に身をおくと、自分だけの世界に入り込まずにすみます。
仕事に関係ない人と会うと、みんな色々あるんだなとなんだかホッとしたり、また明日からがんばろうという気持ちになれる。
仕事と別の環境をもっていると、オンとオフのきりかえができ、ストレスを後に引きずりません。
ストレスを感じる時は、仕事から心をオフにする時間をとるといいですね。
Step4 無理しない、淡々と…
変えようと思わない、時にまかせる、挑戦しない、淡々とやるべきことをする。
元気になったらこれしようかな~とエネルギーはその時のためにチャージしておく。
特別なストレスがなくても、人って・・晴れのちくもり、色々あるものです。これまでを大きくとらえてみたら?
やっぱり誰にでも、調子の波ってあると思うのです。そこに逆らおうとしてもいいことはありません。
無理せずエネルギーがわいてくる時を待ちましょう。
●
どのくらいのストレスかで対処の仕方もかわるはず。
疲れていても外に発散できる気力があるときは・・・ステップ 2で大丈夫。
疲労しすぎていなければ、心の喜ぶ方法でのストレス発散で、逆に疲れを吹き飛ばすことができますよ。
ストレスのサインを察知して、早い対策をとりましょう。
看護師ストレスの発散と対処の仕方
ストレスの度合いもその時々、感じるパターンもそれぞれ違うもの。
ストレスは一度対処できれば次には防護機能もはたらきます。だからやっぱり同じストレスに悩んでばかりではだめで、対処法を身に着けて始めて楽になるのですよね。
ストレスは感じるものだから、なるべくそこから離れて、自分からストレスの要因を寄せ付けないこと。
どうしても避けられないストレスは、自分のパターンを知り早めに対処するのが得策です。
小さいストレスは早めにおいだすか退治する、「いちばんあなたに合うにいい発散法のアイテム」を自身のオーダーメイドでつくっておきましょう。
まとめ
できれば「いい環境でいい人間関係」、取り組みやすい仕事でストレスはできるだけ避けたいですよね。
ですが、ストレスにあたれば自分の弱いところもわかり、対処の仕方も覚えます。
ストレスの要因はいつでも自分の内と外、その両方にあるものだから。
そして病院の労働条件といった外の要因が強く、内での対策が難しいのなら・・
環境を変える選択を早めにとってもいいと思います。
看護師の仕事は、職場を変えることで上手くいくことも多いからです。
ストレスと上手に付き合いながら、あなたにとっての「風通しのいい職場環境」、そして気持ちのいい働き方を見つけるチカラに変えていけるといいですね。