子育て中の夜勤はやっぱり無理。
こんな忙しい勤務では家でもぐったり、家事にも余裕がない。子供たちに美味しいごはんもつくってあげたいのにな…
今までとは何かを変えないと、仕事も家庭も上手くまわらない、そんな状況。
もしかしたら、働き方ひとつかえるだけで「家庭と仕事の両立」のかなう、ゆとりある働き方ができるかもしれません。
その時々でいろんな働き方のあるナースの仕事だけれど、子育て中だったら・・?
今回は、「子育てしながら看護師続ける5つのヒント~ママさんナースの働き方②」をお届けします。
ママさんナースの働き方
子育て中におもうこと、とにかく忙しすぎる!そう、ママさんナースは職場でも立ちっぱなし、病気と生命に関わる仕事で、気持ちもいつも張っています。
それをやわらげる方法、いちばんには?
・・・
「働く時間と内容を整える」、ことです。
とにかく忙しく大変。ゆっくり働きたいなら「時間」をフレキシブルに「内容」を軽くするに限ります。
- 時間をフレキシブル
≫≫ 自分の都合の効きやすい仕事
- 働き方内容を軽く
≫≫ 病気より、健康により近い分野での仕事
そのための、働き方のヒントをみてみましょう。
子育てしながら看護師続ける5つのヒント
育児も仕事もこなしたい、看護師が子育てしながら仕事続けるヒント・・・!
部署をかえる
今の職場での「部署の移動」を考えてみる。
日勤、夜勤なしの外来であれば、定時あがりも可能で、重い病気に関わらない分身体的・精神的にも楽になります。夜勤なしの業務で生活リズムも安定し、子育てにも時間と気持ちの余裕ができますよね。
病棟の仕事を続ける場合「夜勤」は避けにくい業務、それに大きな収入源。周りから得られるサポート、夜勤をするメリット・デメリットを考えながら働き方を選択したいですね。
時短で働く
働く場所はそのままに、日勤、夜勤なし9時-4時といった時短で働く方法もあります。
夕方の時間が空くのは効率的。お迎えには余裕だし、買い物や夕食の準備に時間もとれる。忙しい働くママにとっては、2時間の時短が生みだす余裕は大きいですよね。
ナースの仕事はシフト単位。一般の会社のように「時短でできなかった仕事は結局後回し、後々自分のクビをしめる」ということもなく、時短のメリットは大きいはず。
時短で働きながら、常勤のまま福利厚生なども変わらず利用できるのが魅力です。
パートで働く
育児していく上での仕事と家庭の両立。家庭のことをメインに考えると「パート」という働き方が考えに浮かびます。
「午前のみ」、「午後のみ」といった働き方もできるし、パートの方が休みもとりやすく時間をフレキシブルに使えます。自分の都合に合わせて仕事できるのがパートの一番の魅力。
パート求人の多い「クリニック」の仕事であれば、重い病気を看る病院での仕事よりも、精神的・身体的にもゆとりが生まれやすいでしょう。
楽な分野で働く
仕事していると感じるストレス。一方育児でも “可愛いくても思い通りいかないイライラ” はたくさん。育児中は、ストレスフリーで「楽にゆっくりはたらきたい」と思うものです。
楽に働きたいなら「病気が軽くADLが自立していている科目」での仕事。病棟なら「療養型病床」や、「皮膚科」や「耳鼻科」、元気な人の多い「整形外科」といった外来科目を考えてみるといいでしょう。
診療内科も心に接する看護で、仕事でのストレスを受けにくい分野。
また産婦人科なども、病気ではなく命の誕生するところ。若い人が多くADLが自立しているという面で、日々喜びの感じられる “楽” な科目です。
在宅フリーで働く
もうひとつ、在宅中心の働き方というのもあります。「できるだけ子供の近くにいながら仕事したい」と考えるなら、派遣での仕事や、訪問看護の仕事などに自分のペースでとりくむのもひとつ。
週2~3回、”決まった期間だけ” という働き方であれば、育児メインで家庭を中心としたライフスタイルが送れますよね。プラスαの仕事として「在宅ワーク」を取り入れるという考えもあるでしょう。
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「時間をフレキシブルに使える」、かつ関わる内容が「より健康に近い分野」の仕事。身体的・精神的負担の少ない仕事で、フリー度が高まると、自分のペースで “よりゆっくりとした働き方” ができます。
まとめ
組織にしばられない「自由度の高い働き方」は、子育て中に限らず、これからより多く求められるだろう仕事のスタイル。
とくに看護師の仕事は、労働条件の改善がまだまだ十分でない職です。
奉仕的な気持ちに頼ってもいい看護はできない。
「はたらくナースがもっといきいきできる働き方」、ライフスタイルの状況に合わせた~自由なスタイルでの働き方がもっとあってもいいと思いませんか。
男性や若手なら、もっとシステム化した夜勤専従の働き方があっていい、需要高まる訪問看護にゼロから取り組める「在宅」専門の教育、健康分野でナースがもっと積極的に働ける場所・・・
こうだったらいいなと思う理想の働き方。それはナースのこうしたいと思う気持ちから、これからの未来へと開いていくのかもしれませんね。
もっと今よりいい働き方!を求めて、次回の記事は「子育て中の職場選びについて」お届けします。