長いブランク後の「看護師としての復帰」、やっぱり不安ですよね。
何かはじめるとき、不安が大きくなる方でしょうか?
不安が大きかったら・・その分きっと期待も大きい。本気じゃなければ不安も生まれませんものね。
復職が不安な一番の理由って
・・・?
九割以上の人が、看護師としての知識やスキルと答えるそうです。
私もそうでした。
でもそれは、きちんと学べば身についていくこと。
20年のブランクから復帰しようとするあなたです。前に進む気持ちがあれば、実は第一の理由にするほど大したことではないのです。
それを難関と思うより、長いブランクからの復帰にはもっと大事なことがあります。
不安に思うことより復帰へ向けての大切なこと、
あなたの不安をこれからの期待にかえる、看護師ブランク20年から復帰の道
「復職成功3つのポイント」お伝えしますね。
Contents
看護士ブランク20年 復帰へ
現在就業中の看護師の数は154万人。毎年3万人増えているけれどまだまだ需要には足りず。就業率は伸びているものの、就職していない潜在看護師は約71万人。
国や自治体は将来のニーズに備え、この“眠れる看護師” の堀りおこそうと、就労サポートを充実させ、一人でも多くの労力を引き出そうとしているのですよね。
復帰へ向かう気持ちがあれば、色々な情報、相談、あなたの背中を押してくれる多くのサポートが用意された環境がそこにあります。
また、今後の高齢化に伴う医療のニーズ拡大、人々の健康意識への高まり。
医療健康に関連する産業は、今後の発展が見込まれる分野。医療あるところに看護師の需要がある今、看護師活躍の場も拡がりをみせています。
あなたの “復帰へ向かう気持ち” があれば、その入口は広く大きく開かれていますよ。
看護師復帰へ向けての サポート
「資格を活かして働きたい。」、「看護師の仕事がもう一度したい。」、「収入がほしい」。
あなたが “働きたい理由” は何でしょう?
それぞれに復帰する理由、思いがあります。
あなたの、看護師として働き方、そしてどんな仕事を目指すのか、そこをまずしっかりとさせることが大切。
方向性に迷いがあれば、一人で考えず 就職アドバイザーに相談したり。潜在看護師の復帰に向けた就労支援サポートは、各地の看護協会やナースセンターでも積極的に取り組まれています。
復職支援のプログラムがあり、研修もあるのでそこを活用してみるのもひとつ。医療情報を得たい場合は、医療系の学校など、関連機関での公開講座等もありますよ。
よりしっかりと準備したいなら病院など大きな施設での復職のための教育プログラム。
講義の他チェックリストを用いた技術習得、模擬練習設備を備える施設もありその内容は様々。望む教育プログラムがあるか、病院の特色も合わせてみてみるといいでしょう。
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復職について、知らないから、方法がわからないから、方向性がみえないから、不安が生じるという事があります。
不安に思うより、一歩踏み出して動いてみると入ってくる色んな情報、様々なサポート。”どんなふうに復帰していけるかな” その方向性もみえてくる。
こういったサポートを上手に利用すれば、あなたの復帰へ向けてのバックアップにつながります!
ブランクからのスタート
ブランクからの復帰は、慣れず不安な気持ちもありますが、なんだか懐かしく、看護師としてまた働ける嬉しさも感じるものですよ。
新卒でスタートするのとはまた違う、先輩・後輩もない、新しい環境も新鮮なものです。ここで、実際の復帰はどうだったか、その【体験談】をお伝えします。
【体験談】ブランクからの復帰 私の場合
<看護師 ブランク18年>
- 職歴/看護学校卒業後 臨床経験5年 経験年数はあるが、注射や採血の経験が少ない。
- 復帰の理由/子供が小学校に上がるのを機にママ生活から脱出し、とにかく働きたくなった
- どういう仕事を探したの?
→午前中だけ、平日中心の週4~5日のパート 、
近所で徒歩でも通えるところ
病院ではなく、外来メインの医院やクリニック - 仕事はどうやって探したの?すぐみつかった?
→ハローワークの相談窓口。探しはじめて3か月程で。
ネットで検索するだけでなく、相談しながら。履歴書や、職務経歴書の書き方までアドバイスをうけた。 - 最初はたいへん?復帰してよかった?
→ブランク受入れOKで、指導も丁寧だった。
知らない検査や慣れない注射・採血など心配な技術は、スタッフ同士で模擬練習でき安心につながった。患者さんへの対応が久しぶりで緊張したけれど、”人と触れ合える看護師の仕事” に久しぶりに触れ、看護師として働けていることを実感して嬉しかった。
- これから、続けられそう?
→働き方がペースにあっているから、続けていけると思う。子供が成長し、手が離れたら、別の働き方もまた考えたい。
- 復帰のコツってある?
→思い立った時がタイミング、できる方法ですぐ動くこと。情報はインターネットで簡単に見ることができる。どんな働き方があるか先ずは知ること。
復帰に迷いや不安があったら相談窓口が便利。医療者向け相談窓口、マザーズハローワーク等もあり、より医療分野の求職者に添った情報、アドバイスをもらえる。
ブランクが長いと復帰は不安と思いがち。
けれど、ブランクでの復帰に門をひらく、丁寧な指導、オープンな気風、働きやすい環境、スタッフ教育の充実といった内容を提示する医療機関は多くあります。
ブランクが不安であれば、安心につながるこうした条件から仕事を探していくのもひとつ。まずはリサーチから。多くの働き方を知りその中で 復帰に望む働き方 もはっきりしてきます。
仕事探しと職場のリサーチ
私の看護師復帰、最初の職場選びは求人情報をみたりして職場を知ることから。やっぱり働く環境も20年もたてば変わってきますよね。
求人をみると、以前とは違う看護師の働き方も見えてきて面白さも感じたり!
とはいえ、いざ転職活動をはじめようと思っても、初めての時はとくに最初からどう動いていいのかわからないもの。
本気で取り組んでいれば尚さら、「復職を成功させたい」「いい職場を探したい」という気持ちも大きくなりますよね。
仕事を探す方法は大きくわけると3通りあります。
- 転職サイト、転職エージェント(人材派遣会社)の利用
- 公共の就労支援/ ハローワーク、看護協会(ナースセンター)
- 直接応募/ HPでの募集、新聞・求人誌広告
看護師への復帰を考えるとき、まずは「どんな仕事、どんな働き方ができるのか」実際の求人からリサーチするのがいちばんよくわかります。
リサーチには、手の届く情報の中で自分で探すことを考えるならハローワークなどの公共のサービス。求人を幅広くみてより条件に合う仕事を探す場合は、民間の転職サービスの利用がメリットは大きい。
民間のサービスは求人案件数が多く、登録することで「半数以上を占める非公開の求人」も閲覧でき、担当者から職場の詳しい情報も得ることができるからです。
一方求人を公的なハローワークにしか出さない病医院もあれば、今はよりいい人材を求めて、あるいは人材確保の手間を省くため民間の人材派遣会社に一括求人をまかせているところがあります。どちらにもそこにしかない求人があるので、両方登録して利用するのがいいでしょう。
❙気持ちよく復帰するための職場探しはリサーチが鍵、そしてあなたの気持ちのプラスに向く方法ですすめていくことが大事ですよ。
復職成功へ向けて 大切な3つのこと
せっかく復職するのだから、やっぱりいいスタートをきりたいですよね。そのために大切なことは。
1.復帰して働く目的をはっきりさせる
復帰へ向かう時に一番大事なことです。
働きたい時が仕事の始めどき。けれど働く目的があいまいだと、復職してしまってから方向性が違っていたり、必要なサポートが得られなかったり、思っていたのとは違う結果になってしまったり。
働き方も目的により違ってくるから。
家計の収入を少し増やすためなのか、看護師として臨床でもう一度働きたい気持ちが大きいのか・・その方向性から、働ける時間など仕事の条件がきまってくる。
目的により、これから復帰へ向けていいスタートをきるための必要なサポートも変わってきます。
2. 必要なサポートを知り、復帰へきちんと備える
ブランクからの復帰は、いかに必要なサポートを得るかです。復帰へ向けての復職支援としてのサポート。働くために必要な、子供の預け入れ先や、家庭との両立のために必要な家族のサポート。
そして、あなたに扉を開く、医療機関の選択 では、復職への理解やスキルや技術を教える教育体制、オープンに迎え入れる雰囲気、そういった復帰へのサポート体制をもつ所にポイントをおいて選ぶこと。
今はインターネットで容易に情報がみれるので、のホームページ他、口コミなども病院を知る参考になりますよ。あなたにとって、必要なサポートを得ることで、ブランクへの復帰をスムーズにし復職成功へとつながります。
3. 初心の気持ち、前向きな姿勢で積極的に学ぶ。
ブランクからの復帰には、ゼロからスタートする気持ちが必要です。その日学んだことは、その日に覚え、一日でも早く吸収するような、前向きな姿勢、学ばせてもらうという”初心の気持ち”は欠かせません。
積極的に学ぼうとすれば、結果的に周りのサポートも多く得られますよ。
以前の知識とスキル、ブランクがあってこその経験があなたにはあります。そこは活かしつつ、ゼロから学ぶという姿勢で学べば得るものも大きい。
先輩・後輩もないかわりに、年齢による上下もありません。多くは年下の人に教わるケースでしょう。年齢が上であっても、そこでは新人という新しく学ぶ心の持ち様も大切です。
おわりに
復帰を思い立つときの “漠然とした不安”って誰でもあるもの。
ですが目的がはっきりすれば、復帰へ向けて必要なことも一つ一つ見えてきます。
サポートを上手く利用して先へ進めば、その不安も解消し、期待の方がきっと高まりますよ。
“何のために復帰するの?” ”どういう働き方がしたいの?” その目的がはっきりしたら、あとはあなたの不安に感じている、知識や技術の習得だったり、子供の預け入れ、家庭との両立など働くためのサポートだったり …
そこを整えるだけ。
ブランク20年からの復帰を考えている “あなた” なのだから、その前向きな気持ちがあれば大丈夫。さあ一歩これからに走り出しましょう。
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