看護師を辞めて転職を考えるとき、やっぱり辞めどきってあります。
私はもう何回と転職し、自由に働くのがすき、と自分でも認めているのですが、他の職種に比べて、実際、看護師は転職しやすいですよね。
看護師は免許があれば、どこでも仕事できます。
転職はよく検討しないといけないですが、辞めどきを上手につかんで辞めれば、転職をいい方向で進められますよ。
Contents
看護師辞めたい
ある調査によれば、辞めたいと思っている看護師は7割だとか。
「もうイヤ、辞めたいね。」「もう辞める?」
なんて言いながら、なんとか辛い勤務や人間関係もしのいでるというのもありますよね。
でも、辞めたかったら辞めてもいいんです。辞めどきを選べばきっといい方向に道は開きますよ。
でも辞めどきっていつなんでしょう?
転職するなら何年目がいい?
やっぱり、一番辞めたくなるのは一年目!?○年目の視点でその特徴をみてみましょう。
◆看護師1年目
看護師としても社会人としてもはじめてのスタート1年目。慣れないことでつまずきも多く、先輩からも指導の毎日。
一方で看護師の仕事はすべてが新鮮、取り組む姿勢も一生懸命なのが1年目です。
◆看護師2年目
仕事にも大分慣れてくる2年目。先輩からの「もう新人じゃないんだから」とのプレッシャーが掛かったり、同期との比較を感じるのもこの時期。
1年目の時は自分のことに必至。2年目は少しずつ周りが見えてくる時期ですね。
◆看護師3年目
3年目は仕事にも不安がなくなり、一番心の余裕ももてる時。結婚を考える人や別のことへ興味をもつ人、保健師の学校へ通うなどスキルアップを目指す人…。
看護師の仕事のこと、職場のこともわかってきて、これからを考え始める時期ですね。
◆看護師4年目
4年目になると、気づいたら同僚も半分近く辞めちゃってる、ということも。
仕事は難なくこなし、応用力もでてきます。一方で指導やリーダー的役割が増えてきて、色々な看護業務に「これから大変だな」と感じる時期です。
◆看護師5年目
委員会活動やリーダー業務、看護とは別の取り組みが大きく増える時期。病院内での他科への移動があったり。看護師としてのキャリアアップ、自身のこと、家のこと。
転職も含め、これからどうしようかなと考える時期です。
辞めどきってあるの?
「辞めどき」。一つはもちろん、自分の辞めたい時。そして辞める準備が整った時。そして売れどきを考えて、辞める時期を計画するのもひとつです。
自分の辞めたい時
辞めたいと思っても実際そう簡単には辞めないですよね。辞めたいと思った時が旬。でも、本当に辞めたいかは少し落ち着いて考えてみて。
マイナスの状況ではそこから逃げがちな判断をしやすいです。逆に上手くいっている時に、それでも辞めたいと感じるかで決めたらいいですよ。
辞める準備が整った時
辞めようと思っても、仕事の状況や次への準備が整わず辞めるタイミングを逃がしてしまったり。そういうことが続くと辞めることが難しくなっていきます。
辞めるチャンスは、見計らっていると必ずやってくるんですよね。周りの状況に合わせようとばかりせず、自分から状況をつくることです。
そして 売りどき
看護師はいつでもどこでも仕事できます。ですが、何年目がどういうメリットでとられるかを知っておくと、辞める時期を計画的に進めるのに役立ちます。
転職の際、経験年数をみる時の「採用者の視点」を知っておくとよいでしょう。
採用者の視点
採用者側は、何年目という経験という年数をどういう視点でみているでしょう。
◆経験値として
1、2年目は一応の経験、3年目は一通りの経験があり即戦力がある、4、5年目は経験があり応用力もある、といったふうに経験年数である程度の仕事の経験値をはかります。
◆柔軟性はあるか
経験値と同時に、自院への柔軟性があるかを見ます。1、2年目は経験は浅いがこだわりがない、教育ができる。3年目はまだ若いから柔軟性がある、4、5年目は、経験値は高いが適応できるか?と年数により見方が変わります。
◆続けてくれるか
採用者側は、続けてくれる人に働いてもらいたいものです。1、2年目であれば仕事をしっかりこなすまでは働いてくれるだろう。3~5年目…と女性の婚期に近づくに連れ、長くは働いてくれないのでは?との見方も出てきます。
まとめ
看護師の求人表をみると、経験2年以上、またより経験や専門性を求める場合での応募条件は5年以上の実務経験、又は5年以上の臨床経験といった記載が多くされています。
看護の派遣ボランティアなど実践的な経験を求める場合でも、2年、3年といったものもありますが、実務経験5年以上とするするケースは多いですね。
これは看護師としての経験としてとるのは2年目から。経験として評価されるのは5年目からとの見方ができます。
ですので、後に看護師の経験をより活かしたいのであれば、2年以上の経験をつんで辞めるのがベストと言えます。
ですが、辞める時期に一番大事なのは、あなたの気持ちとタイミング。
こういった見方があるのだなと知っておくことが大事。辞める時期を選べば次の転職に有利な条件となりますよね。
1年目で辞めたとしても、採用者の視点を思い出して、1年目のフレッシュさと意欲をアピールして転職に望んでくださいね。
おわりに
「職場を去るのは次へのはじまり」と思えば気持ちも新鮮に辞めれます。
そのためには去り方が大事。自分の中での「辞めどき」で職場を後にする。そうすれば、その転職は、あなたをいい方向に開いてくれます。
転職はこれからの人生をよくするもの。
誰のためでもなく、あなた自身の選択で仕事を転換していけるとよいですね。