看護師の新人の時っていちばんつらい。
社会人1年目で、専門職として看護師デビューですからね。
病院に違和感なく馴染めるとか、家族のお世話をした経験がある…
そんなことでもなければ、看護師の仕事にすんなりと入っていくのは至難の業。
新人では失敗ばかり、この先道はあるのだろうかと「不安」を抱くものですよね。
そんな新人の時の「辛い、成長できない、仕事できない「今」をのりきる心の開き方」をお伝えします。
Contents
新人看護師 辛い…
社会人1年目、新人は皆辛いんです。長い仕事人生の「今」がその時期。
だから今をのりこえれば楽になる、時期におわりはあるから。
特に看護師は専門職。技術を得ていく仕事だから「即実践」、新入社員のような長い研修や講義なんてありません。
実践で学びながら、先輩に叱られながら、手に職をつけていく。同時に仕事の責任の重さも感じていくのです。
「今」はずっとじゃなくおわりがある。今をのりきる気持ちが、これからの道を開きます。
成長しない、仕事できない悩み
1,2年目の新人の時期に看護師が多く悩むこと。
「成長しない…」、「仕事できない…」と感じるのはなぜ・・?
“成長しない” は成長に気づいていないだけ
頑張っている、努力してる、だけど上手くいかない… それでいいんです。
たとえ上手くできたとしても新人の時は見様見真似なだけですから。
思うより上手くいかないのは当たり前。「はじめてで不慣れなこと」をすぐにできる方がおかしい。
ちゃんとやろうとするから「怖い先輩の目線」にどきどきしたり、失敗しないようにと緊張し、頭が真っ白になったりもするのです。
看護師の仕事は、努力と成功体験が身を結ぶ仕事。患者さんに謝りながらもめげずに経験を重ねれば、誰でもゆっくりと成長していくことができます。
できるようになりたいから、真剣にとりくんでいるからこそ「成長しない…」と悩むのです。大事なのは、出来ない点ではなく「成長している自分」を感じることですよ。
“仕事できない”はひとつひとつ対策をとっていく
新人の時は、思うように上手くいかないことも多くて、仕事できない…と焦るもの。だけど、焦ると気持ちが先行すると上手くいかない。
焦って急ぐよりも、今を客観的に見ることが大事です。そうすれば、「どんな時のどんなことを苦手とするか」がわかるはず。
決まった場面での同じようなことを、不得意とすることは多くあります。
苦手な部分がわかり、対策を取ることがとても大事。苦手な状況も「意識して対策をとっていく」ことで、日々の看護ケアの中で身についていくものだから。
苦労して得たことこそ本物です。克服すればそれが自信になって、看護の仕事をすきだなと思う気持ち、そして仕事のやりがいにもつながっていくでしょう。
新人のときのこんな悩みは、すべて “真剣に取り組んでいるから” のあかし。辛い「今」をのりこえようとしているから感じる、当然の気持ちなのです。
大丈夫、悩んでいるのならしっかりといい方向にすすんでいます。
新人の「今」をのりきる心の開き方
外ではなく自分の内に基準をおく。
仕事できる・できないは自分の心で感じるもの、そして人との比較で決まるものではありません。あなたが成長していれば、仕事はできるようになっているのです。
自分ではなく「他人に基準」に合わせると、周囲の評価に振り回されてしまう。他の人にどう思われるかではなく、少しずつの成長を自分で感じ取ることの方がはるかに大切です。
以下のことを心に留めてみてみて下さいね。
●人と比べない → 成長しているかは自分がきめる
●今に100%チカラを注ぐ → 不安に思うより自分ができることをする
今をのりこえたら・・、の目標があると毎日に張りがでてきませんか?
悩んでいるときは、今にばかり気持ちがいってしまう。視野も狭くなってどんどん内に入ってしまいがち。そんな時、心を外に向けてみる。これからを描いてみるといいですよ。
そうしていくうちに、気づいたら一番つらい新人のときをのりこえているのです。
おわりに
看護師としての、これから続く道。
仕事を続けることで、わかる看護師の魅力もあります。そして、続けてくることでみえてくるあなたの看護師としてのよさ。
すべてがオールマイティーでなくていい。もし看護師向かないと思っても、看護師に向くところを仕事にいかしていけばいいのです。
あなたの選んだ看護の道だから、あなたの感じるよさがあるはず。新人の「今」を乗り越えることで、自信もつくしこれからを考える余裕も出てくるでしょう。
いつだって、誰だって、迷いはあるもの。その時々でできることをひとつずつ・・
そうして先を描きながら “あなたのこれから” へと心が開いていきますように。