看護師3年目といえば、仕事には慣れたものの、看護以外の役割も求められる時期ですよね。
１、２年目よりは余裕も生まれ、結婚などプライベートも含めてこれからを考え出すときかもしれません。
今の職場を続けるか、転職するか、あるいは看護師以外の道を目指す人もいるでしょう。
そんな看護師それぞれの分かれ道。
「看護師辞めたい3年目の転職」ではどんな点にポイントをおいたらいい？
今回は、これからの転職へ向けてのヒントをお届けします。
Contents
転職、結婚・・3年目の転職事情
一番きつい１、２年の新人の時を乗り越え、看護師3年目。
余裕もでてくると共に、周りと比較しての仕事の内容や給与などの待遇、労働条件の違いも見えてきます。
仕事に慣れてきても変わらない仕事の辛さや、看護師の仕事がやっぱり合わないという気持ちがあったり。
「何かを変えたい、変えるべき？」とこれからを考えつつ、今辞めていいのか、3年目というタイミングも気になります。
看護師辞めたい 3年目
看護師３年目、4年目、5年目と大きく変わるものってあるのでしょうか？
3年目の特徴をみてみると・・、
看護師の視点からみた3年目
◆看護師3年目
３年目は仕事にも不安がなくなり、一番心の余裕ももてる時。結婚を考える人や別のことへ興味をもつ人、保健師の学校へ通うなどスキルアップを目指す人…。
看護師の仕事のこと、職場のこともわかってきて、これからを考え始める時期ですね。
◆看護師4年目
４年目になると、気づいたら同僚も半分近く辞めちゃってる、ということも。
仕事は難なくこなし、応用力もでてきます。一方で指導やリーダー的役割が増えてきて、色々な看護業務に「これから大変だな」と感じる時期です。
◆看護師5年目
委員会活動やリーダー業務、看護とは別の取り組みが大きく増える時期。病院内での他科への移動があったり。看護師としてのキャリアアップ、自身のこと、家のこと。
転職も含め、これからどうしようかなと考える時期です。
転職した場合の、採用者側の視点も気になるところですよね。何年目という経験年数をみる時の「採用者の視点」を知っておくとよいでしょう。
採用者の視点では？
採用者側は、何年目という経験という年数をどういう視点でみているでしょう。
◆経験値として
1、２年目は一応の経験、３年目は一通りの経験があり即戦力がある、４、５年目は経験があり応用力もある、といった風に経験年数である程度の仕事の経験値を測ります。
◆看護師の求人
経験２年以上、より経験や専門性を求める場合での応募条件は５年以上の実務経験、又は5年以上の臨床経験といった記載が多くされています。
看護の派遣ボランティアなど実践的な経験を求める場合でも、2年、3年といったものもありますが、実務経験５年以上とするするケースは多いですね。
看護師としての経験としてとるのは2年目から、経験として評価するのは５年目からとの見方ができます。これからより資格を活かしたいなら辞めるタイミングも大事です。
これからの転職へのヒント
看護師３年目。辞めたい理由には、いろんな事情があると思います。3年目に転職を考える理由には、大きく３つの傾向があります。
上手くいかない、看護師を続けるか迷う
例えばこんな悩み．．．
- 人間関係が苦痛
- 医療事故への不安から、心理的ストレスが強い
- 緊張やプレッシャーから失敗してしまうことも多い
転職のヒント・・
看護師の働き方は、科目や職域で変わります。
病院での勤務から、健康に携わる健診の仕事や、日常生活の支援をするデイケアの仕事etr… 仕事の内容をかえて、職場や分野をかえてみることで、今までとは違った働き方ができます。
働き方を変えたい、他施設への興味
例えばこんな悩み．．．
- 夜勤が辛くて苦痛
- プライベート重視のスタイルで働きたい
- もっといい条件で働きたい
転職のヒント・・
働き方に求める条件、収入や環境、休暇etr…。優先する条件に合わせて働き方を変えるとよいでしょう。
同じ仕事内容でも、公立と私立の病院、地方と都市、保険診療と自由診療の分野の違い等で条件が異なります。転職は、知ることで選択の幅が広がります。
３年続けても、看護より他へのやりがい
例えばこんな悩み．．．
- 看護の仕事に興味ややりがいをあまり感じない
- 患者さんのお世話や人との関わりを仕事にすることが向かない
転職のヒント・・
看護の仕事にあまり関心がわかない、他への興味がある。そういうケースでは、資格を活かす別の分野での働き方を考えてみるのもひとつです。
同じ医療の分野でも直接の看護に関わらず、看護師としての経験を活かす働き方もあります。
１、２年目は頑張って取り組んできたことも、続けても変わらない悩みであれば、これからに不安や迷いを感じることありますよね。
転職は、そこをあなたに合う、いい方向での働き方にかえてあげるのがポイントです。
まとめ
辞めたい理由も状況もことなる3年目。
それぞれに、看護の資格や今までの経験を活かすことを考えれば、今どうしたらいいのか、その選択もしやすくなると思います。
何かを変えるときには、「変えることで何か手放してしまうのではないか」と不安を感じるもの。
その時、失うこともあるかもしれませんが、何かを変えていくことは人生良い方へと向かう気持ちから。
結局はその方が、自分らしい働き方をつかみ、より充実した生き方ができるのです。
色々悩むものですが、悩むときこそこれからが開けてくるときではないですか？
看護師3年目、あなたのこれからの道をぜひ開いていってくださいね。
