仕事辞めたい!本当にそう思うことの多い看護師の仕事。
だって、ナースはその時々でぶつかる壁が多い、、
仕事は責任重大、疲労も大きい、辞める理由はいくらでもみつかります。だから、辞めたい!と思っても、本当に辞めていいの?という迷いで、辞める決意もつきにくいのです。
そんな時は、遠くから客観的に「今」を見つめてみるといい。
辞めたらホントの幸せ?かの判断「辞める前にできるコト」。それはきっと、迷うあなたの “心を決めるヒント” になりますよ。
Contents
仕事辞めたい!
看護師の仕事の特性から、”辞めたい” といつも隣り合わせのナースの気持ち、
看護師の辞めたい理由は大きく3つ。
- 労働環境/責任の重さ、勤務の辛さ・夜勤のきつさ、
休暇の取りづらさ… - 人間関係/人同士のトラブル、職場での人間関係…
- お金/割に合わない、給料が少ない…
看護師の7割以上が辞めたいと思っているという看護師の職。
辞めたい理由のほとんどが、「看護師のきびしい労働環境」や「病院という限られた中での女性の中心の社会」「労働の割に安いと感じる給料」からきています。
だったら辞めても・・!?と思うところですが、解決できるかもしれない理由なら「辞めるべきか」はやっぱり迷いますよね。
看護師やめるべき時って?
辞めたいという感情に流されて辞めたとしたら、また同じ壁にぶつかってしまう。「辞めるべき時か」は、今辞めてホントに幸せか?を見分けること・・
それは、あなたの辞めたい理由が「解決できるものか、解決の難しいものなのか」客観的に見分けることです。
あなたの「辞めたい理由」は、解決できる・・?
解決の難しいもの
- 業務によるストレスが、健康障害に及ぶようなとき
- 残業代や手当が出ないなどの「不当な待遇」「悪質な労働環境」
- 業務の過酷さからの継続的な疲労、体質的に夜勤が合わない
- 職場でのわるい人間関係・いじめ・派閥などがある
ストレスが健康障害に及ぶ
仕事の疲れやストレスが長く続くと、体調がすぐれないだけでなく健康障害にまで及ぶこともあります。
そうなる前にストレスを外へ放つ「対策」が大事。マイナスの気持ちをためずに “ストレスを発散” することで辞めたい気持ちも一度リセットできます。
ですが、職場や看護の仕事に適応するのが困難で「身心にまで大きな負担」をきたすようなら、「一度辞める」ことを考えてみて。
休養してしっかり気持ちをたてなおすことの方が大切なときはあります。またいつだって仕事は始められますよ。
職場そのものに問題がある
解決が難しいのは、悪質な労働環境や、わるい人間関係。なぜなら現状を変えるのは難しく大きな心理的負担を伴うから。
辞めたい理由が「病院自体の問題」の場合は、別の職場に移ることが解決策に直結します。看護師を辞めてしまうのではなく、他の職場への転職を考えるとよいでしょう。
❕ブラックな病院にあたってしまうケースはあります。無理に我慢したり、自分を責める必要はありません。環境が変われば、人も雰囲気も働き方も変わる。
「病院の選択を間違ってしまった」と自身の反省もふくめ、次の職場選びに活かしていくことを考えてみて。
解決のできるもの
- 経験が浅い
- 医療ミスが怖い
- 人間関係が難しい
- 給与が低い
経験が浅い・医療ミスがこわい
看護師の仕事に限らず、特に新人のときは覚えるのが大変、マンツーマンでの先輩の指導も厳しく、失敗も多ければ落ち込むことも多い時期です。
特に看護師の仕事は生命に関わるため、小さなミスでもきつい指導を受けることも多いもの。人と関わる仕事だからその時々で「悩む」ことも多いのです。
●
ですがそれを理由に辞めてしまうと、他の仕事でも同じ壁にぶつかってしまう。誰でも仕事する中で「壁」はあるからです。
看護師特有の医療ミスをおこすことへの不安も、実は同じ心配をどの看護師も抱えてる。むしろ「自分はミスは犯さない」と思っている人の方が心配です。
ちゃんと仕事したいと思うから責任を感じる。
医療ミスをおこすことを怖れるよりも、人間は失敗でするもの、だからこそ「起こさない対策」の方に気持ちを向けることが大切ですよ。
❕看護師のこうした多くの仕事へのストレスは、心身に悪影響が出ているなどの理由でないかぎり、すぐに辞めようと考えるのは得策ではありません。
ストレスを感じる時は視野も狭くなりがち、誰かに相談したり、看護から少しはなれることでリフレッシュすることを考えてみて。
人間関係が難しい
看護以外の職場でも、人との関わりがあるところならある「人同士の小さなトラブル」。特に看護師はチームワークの仕事。合わないと感じる人とも、上手くやっていかなくてはいけません。
人との関わり自体にストレスを感じる人もいるでしょう。あるいはちょっとしたトラブルが仕事にまで及ぶということも。
上手くやっていこうと無理するより、適度な距離をおくことで仕事上の適度な人間関係をたもつことがコツ。
「できあがってしまった悪い人間関係」や「人との関わっていく仕事自体に強いストレス」を抱くのでなければ、相手に原因をつくらず自分から対策してみることも考えてみて。
給与への不満
看護師を辞めたい理由のひとつに「給与が低い」というのがあります。ですが実際は、専門職としての看護師の給与は、女性の平均収入よりも高いのです。
給与の額が低いのではなく、看護の責任の重さと「労力」からすると対価として収入が低い。「割に合わない」から給与が低いと感じるケースは多くあります。
低いと感じるとしたら、働き方を変えてみることで解決策がとれます。収入の額面だけではなく “あなたに合った働き方” を考えることで、労力と対価のバランスがとれ、その不満が解消することはありますよ。
給与への不満がある時は、働き方を考えてみるいいチャンスともいえます。
看護の仕事自体に辞めたい理由があるとき
辞めたい理由が、「人のお世話をすること自体がきつい、仕事としても関心がもてない」「人と向き合い、コミュニケーションをとること自体がストレス」
というように、看護の仕事そのものにつらさを感じている場合、看護師を辞めた方が、ほんとに幸せと感じることがあります。
なぜなら病院での看護の特性ある仕事では、そこを避けて通ることはできないから。
ですが、経験を重ねていくうちに克服できるもの、変わっていく考えもある。看護師としての成長はあなたの成長とともにあるからです。
看護の仕事自体に関心をよせられず辞めたいと思う場合は、「看護師資格でできる別の道」、看護師からの仕事の転換を考えてみて。
経験を活かすことを考えると、これからの道も広がりますよ。
やめる前にできるコト
「看護師を辞めたい」、と思うのはどうしたいから ?
・・・
私だったら、、「どうにかしたい、そこから抜け出したい、逃げてしまいたい」から。
そして、「辞めていいよ」と思えたらどんなに楽かと思います。でも実際は迷うのですよね、本当に辞めていいかどうか。
《 辞めたいけど... 》
- せっかく手にした資格なのにあきらめていいの?
- 親をがっかりさせてしまう、きっと反対される..
- 奨学金あるから辞めれない、こんなはずじゃなかったのに..
- 辛いのは自分だけ? 看護師向いてないのかも..
- できないのは能力不足..看護師としてやっていけるかな
- 仕事するってこんなに辛いの、これ以上無理かもしれない
- 転職したらかわるかな、転職して失敗はしたくない
- 決めたことだから、もう少し頑張らないと etr…
辞めるかを決める基準は内にある
辞めるかをきめる基準もいろいろ。自分の中の基準での判断もあれば、他が基準になることがありますよね。
看護師は学生時代から高い費用がかかり、家族からの援助に頼ることが多いです。実習も辛いため、周りの人に支えられてきたという気持ちもあるでしょう。
だから、仕事が辛くて辞めたいと思っても、頑張らなくてはと無理しすぎたり...
『もう少し頑張りなさい』『看護師になるまでに、お金がかけて看護師の学校出してあげたんだよ』
といわれ、辞めるのを強く反対されるケースもあるでしょう。
確かに、せっかく努力したのだから、簡単に辞めるべきではないです。ですが体に支障をきたしてまで仕事を続け、おもい心の健康障害まで発症することは避けたいですよね。
●
本当に「辞めるべき」なら辞めれないことはないのです。
辞めるかの決断を他にゆだねると、後々また悩みます。迷いをずっとひきずってしまうから。
周りから強い反対を受けたとしても、辞めるべきときは自分できめる。辞めれない理由を外につくるより、辞めるための対策と、周囲に納得してもらうよう動くことが大切です。
おわりに
辞めたい気持ちはいろんな場面でやってくるもの。それがどんな理由からきているかつかめると、気持ちの整理と対処ができて楽になりますよ。
そして、本当に必要な時の決断も早くなります。迷うのは「今をどうにかしたい」から。それが「辞めることで解決するのか」の見分けが必要です。
今、辞めていい?辞めたらほんとに幸せ?・・・ その問いに心がYESをだしたなら、勇気を出して一歩前に踏み出しましょう。心が前に向いたときにはいい風がふいています。
そのタイミングをのがさないことが大切。
あなたの本心に沿ういい判断で、これからに向かういいスタートをきってくださいね。