辞める時ってそのタイミングとか理由とかすごく考えますよね。気持ちよくやめられたら、そのあとのスタートも違ってきます。
計画的にやめたいとき、転職したいとき、辞めにくいとき。
できる限りトラブルを起こさずスマートに退職できる方法についてお伝えします。
Contents
看護師の辞め方
転職の数だけ「辞め方」もいろいろ。理不尽な思いで泣きながら職場を後にした退職もあれば、もっと理路整然と解決できなかったのかと後悔の残るもの。
一方で、スタッフに囲まれて「もっとここにいたかった」と笑顔で去った職場も。
すべてが終わりよしというわけではなかったな...
辞めるのはいろんな理由から。その時々で色んな場面に出くわし、困難なケースも出てくるものです。
トラブルを起こしたくない・・・
そのためには、状況をしっかりつかんで「結果につながるスマートな対策」をとることが必要です。
退職のトラブルを避ける方法
トラブルを避け、スムーズに退職へと運ぶポイントは・・?
納得のいく落としどころをつくる
スムーズな退職に一番欠かせない「退職の理由」。本心で話してスムーズに退職するのが一番いい訳ですが、結果を導くには、正直に感情を明かすというより、理にかなう退職の理由であることがポイント。
心にもない嘘をつくということではなく、あなたの本音を、相手の立場になって、納得いくカタチにおきかえるのがスマートです。
つまり、相手の立場に立った伝え方がほしい結果を導く、
退職の伝え方は、相手の立場も考えた、納得しやすい理由であることが重要なのです。
そしてトラブルを避けるために心掛けたいこと・・
状況を察知して、辞めるタイミングを狙う
辞める時のタイミングは同僚の状況をみながら決めていくことが大切です。職場の繁忙期やスタッフの状況・募集の現況等、病院の情報や日頃の何気ない会話から、周囲の探って状況を察知するよう心掛けてみてください。
では、引き止められるのはどんなケースなのでしょう?
1 退職者が出ると人手不足になる場合
産休や休職など退職予定者が相次ぐと、辞めること自体告げにくなります。また、常勤看護師が少ない場合も、看護師の数が流動的で人員の確保が難しく、引き止めが強くなるでしょう。
2 その職場での中堅~指導的立場の場合
そこでの活躍が大きければ、戦力としての損失も大きく引き止められる可能性は当然高くなります。正当な理由であっても引き止めが強く、変わりの後任も必要となれば、スマートな退職には余裕を持った計画が必要です。
3 退職申請が遅く、年度切り替えや、契約更新時期以外に退職する場合
人手不足が見込まれる場合は、当然引き止めが強いです。辞める方としては、区切りのいい年度の切り替え時期やボーナス支給時期の退職が望まれるでしょう。ですが、そういった希望はかさなるもの。病院によって、3月末に退職する人がピークのケースも。この場合は、退職の申し出が遅ければスムーズな退職は難しくなります。
早めのリサーチで状況を察知し、辞めるタイミングを見計らうのがいいでしょう。
スマートな辞め方のポイントは?
スマートな退職をしたいなら早めの準備と上司からの理解が要です。
早めの意思表示で、退職時期はあなたが決める
辞める時に避けては通れないのが、上司への告知。上司との関係が良くないと、本来円満に収まるはずのものが、そうならない可能性も。
告知はタイミングが大事。話をしやすい場面や切り出しのタイミングを、普段から見計らっておくこと。上司のゆとりあるよいタイミングで話を切り出せば、理解を得られ、承諾の可能性もぐっとあがるはずです。
辞める時のタイミングは、早い退職の告知によって自分で調整できます。もちろん、上司や人事部との上手なやり取りが必要ですが、きちんと順を追って計画すれば上手くいきますよ。
看護師は、基本的に引き止められることが多いため、その状況を知った上で、早めに辞める意思を伝え、自分のタイミングで辞める時期を決めるという進め方。意思表示は1年程前から告げるケースがあります。
大事なのは、早い意思表示で辞職を確定し、周囲に理解を得ていること。実際に辞めるまで余裕があるので、タイミングを見計らって、辞める時期を調整できます。
結果を導く、それがすべて
スマートな退職が目的なら結果へとスムーズに導くことをするだけ。退職する理由は、その背景やあなたの行動など裏付けるものがあることが必要。
例えば、「他の分野の仕事をしたい」という理由だけでは弱くても、今の環境ではそれが望めない、それがかなう場所が他にある、そう具体的に示すことが納得につながります。
正直あなたが “ただ辞めたいだけ” であっても、その先のビジョンについて考えてみてはどうでしょう。将来のことを考えての退職。行動が先、理由は後付けであってもいいのです。
普段からの上司とのコミュニケーションも大事ですね。興味あること等に触れておけば、納得が早いはず。何にしても、行動の伴った主張は受け入れられやすいですよね。
スマートな退職に必要な心持ち
看護師はチームワークの仕事。
円満退社したければ、「退職後の仕事が上手く廻るか」をきちんと考えたいところ。あなたがいなくなって困る時期ほど、引き止めも強くなります。
逆に配慮して、辞めるタイミングをねらえば、希望の退職がかなうでしょう。
まとめ
スマートな退職ができれば、後をにごさず気持ちよく次へと向かっていけるもの。
やはり去りぎわは大事です。どうしようもなく辛いことから決めた退職や、納得のいかない理不尽な退職もあるかもしれません。
でも職場がどうであれ、自分の心は真っ新に次へと向かっていきたいじゃないですか。
投げやりな気持ちや言葉は、かえって自分にかえってくる。心の中の収拾がつかなくなるだけ・・、トラブルは避けたい!ですよね。
ぜひ「スマートな退職」を心掛け、清々しく次へのステップへと向かってくださいね。